研究課題/領域番号 |
14380280
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境保全
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研究機関 | 國學院大學栃木短期大学 |
研究代表者 |
谷口 弘一 國學院大學栃木短期大学, 初等教育学科, 教授 (60002771)
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研究分担者 |
佐野 浩 奈良先端科学技術大学院大学, 教授 (20178809)
林 一彦 大阪学院大学, 経済学部, 教授 (60121753)
水上 広志 ウエイン大学, 生物物理学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 希少種 / 生態調査 / 保護種 / カラフトアツモリソウ / アツモリソウ / DNA / 絶滅危惧種 / 稀少保護種 / DNA解析 / 北海道 / 分布調査 |
研究概要 |
希少保護種リストLevelI・157種、LevelII・269種を対象として生態調査を行った。 調査対象種はLevelI単子葉43種、離弁63種、合弁51種。LevelII単子葉61種、離弁104種、合弁104種である。 科別の主なものは、ユリ科24種、ラン科61種、キンポウゲ科22種、ユキノシタ科13種、バラ科19種、マメ科13種、スミレ科22種、ツツジ科13種、サクラソウ科13種、リンドウ科11種、ゴマノバグサ科19種、キキョウ科11種、キク科39種である。 平成17年度までに調査を完了したのは280種である。方形区内の生育株、草丈を見るためのスケールを立てスライド及びHVビデオに記録した。 カラフトアツモリソウのDNA解析を行い、礼文島のものは独立種であることを確認した。サハリンのカラフトアツモリソウの生育地を確認するため、2回の調査を行ったが生育を確認することは出来なかった。希少保護種の調査対象種の調査記録の一部写真を資料として提出する。希少種のDNA解析の資料は対象種全ての葉を収集し冷凍保存をした。 DNA解析の結果アツモリソウは2系統、カラフトアツモリソウはウラジオストック、礼文、北見のカラフトアツモリソウはそれぞれ異なる結果を見た。DNAプローブとして葉緑体のtrnL-trnFのイントロン領域を主として用いた。その結果C.calceolusは三つのグループに分けられる。一つは中国産のもの、二番目は礼文島、北見、極東(ウラジオストック)のもの、三番目は西ヨーロッパ(スイス、イギリス)のものである。 なお、希少種についての報告は国学院紀要(北海道における希少保護種の現状1)アツモリソウのDNA解析についての報告は国学院紀要(北米・西欧・ウラジォストック・日本のアツモリソウ属の生態調査報告I)及びIdentity of Cypripedium calceolus (Orchidaceae) in Rebun Island : Comparative DNA anariysis of related species この3論文に詳しく報告されているので希少種調査の記録写真の一部とともに提出する。'
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