研究課題/領域番号 |
14380413
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中島 功 東海大学, 総合医学研究所, 助教授 (00183509)
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研究分担者 |
市村 篤 東海大学, 医学部, 助手 (00246109)
浜本 直和 独立行政法人・情報通信研究機構, 無線通信部門, 主任研究員
中島 厚 独立行政法人, 航空宇宙技術研究所・宇宙システム研究センター, システムグループリーダ
加藤 洋隆 東海大学, 医学部, 講師 (50266425)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
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キーワード | 遠隔医療 / 多面スクリーン / バーチャルラボラトリー / 疑似体験 / 感性 / 交感神経 / 発汗量 / ポリゴン / ポリコン / バーチャルラボラトリ |
研究概要 |
感性を揺り動かすコンテンツを大環境映像装置(UNIVERSタイプの多面スクリーン)に上映し、被験者が精神的にどのような反応をするのか、リアルタイムに定量化するシステムを開発した。計測項目は、呼吸数、心拍数、発汗量、ICAによる脳波、対光反射による瞳孔の収縮速度である。 コンテンツ素材:景色(さくら、富士山)、移動体映像、バーチャルタウン、ミックスドリアリティ(万葉集・大伴家持の和歌と当時の星空)など 結果:フライトシュミレータのような多面方コンテンツでは、クリティカルな状況に陥り、生体が精神的興奮を得ると発汗が増すことを定量的に得られることが判明した。コンテンツが雄大で、優雅な自然映像であるとアルファー波を中心としたリラクゼーションが相互に観察され、対光反射による瞳孔の収縮速度も今後、工夫次第で重要なパラメータとなり得ることが検証されたが、NTSC TVとの優位差は得られなかった。皮膚からの発汗量は、緊張時に早急に反応し、これは、リアルタイムの感性の定量化の指標となることが判明したし、NTSC TVと多面スクリーンの優位差も得られた。さらに2つの大環境映像装置(UNIVERSタイプの多面スクリーン)を高速回線で接続し、同様に2名の被験者が同期した精神反応を示すかを調査し、幾つかのコンテンツにおいて引き込みがあることを見つけ出し、分析を行った。実験の結果、内外の専門家(マレーシア マルチメディア大学 小宮教授、アメリカ ピッツバーグ大学 八木先生、スイス ジュネーブ国際大学 アンドロチコ教授、インドネシア バンドン工科大学、タイ ナロン教授など)に示し、高い評価を得た。さらに研究成果は、ISBNの付記された審査のある複数の専門誌に受理されている。
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