配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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研究概要 |
やわらかいハードウェアと遠隔再構成技術の研究開発において,リコンフィギャラブル・コンピューティングという新しいコンピューティング方式の有効性,ならびにリコンフィギャラブルロジックという再構成可能な論理デバイスの潜在的可能性を,実践的な適用実験と定量的な評価から導き出すことができた.以下に研究項目ごとの成果をまとめる. (1)やわらかいハードウェアのデバイスアーキテクチャ研究 利用可能な集積回路技術を考慮した実行時再構成機能の実現方式を検討し,新しいデバイスアーキテクチャの提案と評価からその有効性を確認した. (2)遠隔再構成技術開発と適用実験 遠隔操作によるデバイス再構成を実現するために,プラットホームに依存しないデバイス再構成用APIを開発し,リモートロジックアナライザへの適用実験を通じてその有効性を示した. (3)リコンフィギャラブル・コンピューティング支援ソフトウェアの開発 関連研究の成果と既存EDAツールによる評価から,次世代リコンフィギャラブルロジックのためのテクノロジマッピングおよび配置・配線処理に関する設計・開発の指針を得た. (4)リコンフィギャラブルロジックの設計・試作 デバイスの構成方式に関する性能評価や消費電力を調査するシミュレーション環境を整備し,提案アーキテクチャ向けのHW設計を可能にするツールの開発と次世代FPGAの設計を行い,適用実験を通じて評価した. (5)ソフトウェア開発環境の構築とリコンフィギャラブルロジックへの対応 システム記述からHWとSWの協調シンセシスを実現するHW/SWコデザイン手法に基づく開発環境を構築し,プロセッサ混載FPGAによる評価プラットホームを用いてその効果を確認した. (6)遠隔再構成を含むリコンフィギャラブル・コンピューティングの実用化実験 遠隔再構成技術を活用したシステム構築や,セキュリティ機能等を搭載した実践的アプリケーションの実装実験から実用化への指針を示した.
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