研究課題/領域番号 |
14401026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 名古屋商科大学 |
研究代表者 |
松尾 信之 名古屋商科大学, 総合経営学部, 助教授 (40308838)
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研究分担者 |
桃木 至朗 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40182183)
八尾 孝生 (八尾 隆生) 広島大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50212270)
嶋尾 稔 慶應義塾大学, 言語文化研究所, 助教授 (90255589)
高田 洋子 敬愛大学, 国際学部, 教授 (50154795)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2004年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / ベトナム / 近世 / 近代 / 歴史 / 農村 / 村落 / 人口移動 / 国際研究者協力 |
研究概要 |
多くの村落において、近世・近代の社会に関する、大量の文献資料が存在した。家譜、冊封、玉譜、寄進碑文などであり、それらを収集しえた。相当程度網羅的であると考える。また古老に対する聞き取り調査によっても、社会主義化以前の社会に関する、貴重な情報が得られた。 これらのデータの内、聞き取りや資料状況に関ずるデータを整埋したものが、本報告書第1部である。文献資料に関しては、現在、整理中である。 本報告書第1部に簡単に目を通すと、まず第1に、儀礼を通じた、超村落的ネットワークが浮かび上がってくる。革命以前においで複数のむらが同一の宗教施設を共有したり、(その共有宗教施設ではない場合もあるが)同時ないし一連の、共同の祭礼活動をする、共同で祭礼を行う、祭礼における神輿の往来などが多くの村落において見られた。 より世俗的な領域、たとえば婚姻、ゾンホ(族)、生業(売買の場所、行商、出稼ぎなど)を通じた関係については、一般論としては、人口の多い村落ではむら内で処理可能で、他村との関係が少なく、人口が少ないむらは単一でそれらを行うのが困難なために、他のむらとの関係が必須となっていたように考えられる。 まず婚姻を通じた他村落との関係は、本調査対象地域では革命以前から一般的だったと考えられる。少なくとも村内婚規制はほとんど意識されていなかったように、聞き取りからはうかがえた。 村落を越えたゾンホ(族)は、上述の通り、大規模村における例は少なく、逆に少規模村においては、必然となっていたように考えられる。 生業を通じた他村落との関係も、聞き取りで広く確認できた。
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