研究課題/領域番号 |
14402014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 愛知大学 (2004-2005) 大阪市立大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
古澤 賢治 愛知大学, 現代中国学部, 教授 (80181452)
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研究分担者 |
李 捷生 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (50255634)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 中国経済 / 地域間競争 / 企業間競争 / 経済技術開発区 / 内陸企業 / 多国籍企業 / 家電メーカー / 自動車メーカー / 中国内陸部 / OEM生産 / 広東省 / 深セン市電子商会 / 物流会社 / TCl / 広州本田 / 長江デルタ / 上海 / 天津 / 地域開発 / 開発区 / 外資導入 / 日系企業 / 韓国企業 / IT企業 / 対中進出戦略 / グローバル競争 / 産業集積 / 外資誘致 / 地域競合関係 / 立地戦略 / 軽工業 / IT産業 / 地場産業 / アモイ / 台湾企業 |
研究概要 |
多国籍企業間の競争は地域間の競争を伴ってますます激しくなっている。我々は経済技術開発区と日本、韓国、台湾、アメリカ、ヨーロッパ企業を訪問した。各地の開発区と企業を訪問した過程で我々は、外資企業の投資戦略と発展状況を理解した。 開発区は一般に、個別に自主権を有しているため。外資に対しては土地、税金、資金融資に優遇措置を与えることが出来た。地域間多国籍企業間の複合的競争は、各地で特別の状況を有していた。地域間の競争は各地の開発区、例えば、蘇州、無錫、松江、昆山の開発区間のみならず、一つの都市、例えば天津の内部の開発区間に見ることが出来る。 中西部における内陸企業の発展もさほど遅れたものではない。河南省、センセイ省、四川省などの地域には、かなり先端的企業も存在し、それぞれ力を発揮している。ただ、それらの企業の一部は、内陸部での軍需工場建設として進められた「三線建設」時の工場(1960年代半ば)あるいは新興の民営企業である。 広東省で見学した恵州のTCLは、ドイツ、アメリカ、シンガポール、深〓に拠点をおき、市場動向と情報をフィードバックしている。販売は、国内と外国向けがほぼ半々で、東南アジア向けが多く、低価格を武器に多国籍企業の競争に加わっている。 地域間と多国籍企業間の複合的競争は、広州市に進出した自動車メーカーA社にも典型的な姿を見ることが出来る。広州市政府はA社のために、特別に道路を建設したり、各種の援助を与えたりした。A社の進出に対する見返りである。A社の合弁相手は又、同業他社との合弁もすすめ、複雑な競争関係を形成している。
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