研究課題/領域番号 |
14405012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
系統・分類
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
戸部 博 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60089604)
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研究分担者 |
東 浩司 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50362439)
徳岡 徹 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (90303792)
田村 実 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20227292)
荻沼 一男 高知女子大学, 生活科学部, 教授 (30106794)
高相 徳志郎 京都大学, 総合地球環境学研究所, 教授 (50295341)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2004年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2003年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 原始被子植物 / クスノキ目 / モニミア科 / 発生学 / 分式系統解析 / 染色体 / 単子葉植物 / シパルナ科 / ヤナギ科 / 原子被子植物 / ゴモルテガ科 / チシマゼキショウ / ショウブ属 / キク属 / 分子系統 |
研究概要 |
平成14年度〜平成16年度の3年間で、原始被子植物の分子進化と生殖・繁殖機構について以下のような研究成果をあげた。 1.研究代表者戸部は研究協力者とともに、真正モクレン目双子葉植物のクスノキ目クスノキ科Eusideroxylon、モニミア科(モニミア亜科とホルトニア亜科)、ハスノハギリ科、単子葉植物のチシマゼキショウ科とショウブ科、原始モクレン群のオーストベイレア科の生殖構造について、発生学的研究を行った。またブナ目の生殖機構の解析研究として、カバノキ科、ヤマモモ科、ブナ科における受粉から受精に到る花粉管伸長の特徴を分析した。さらにガリヤ目のトチュウ科についても同様の研究解析を行った。 2.研究分担者東と徳岡は、単子葉植物のチシマゼキショウ科の分子系統解析を終えるとともに、真正双子葉植物群のキントラノオ目のヤナギ科56属中の50属の系統解析を行った。その結果、50属のうちGerrardina、Mocquerysia、Phyllobotryonの3属がヤナギからはずれ、残り47属が単系統群をつくることを明らかにした。 3.研究分担者田村は、葉緑体遺伝子(rbcL、matK)のDNAに基づいて、単子葉植物全体の系統解析と行い、さらに、旧スズラン科(現ナギイカダ科)の系統解析の行った。後者の研究では、旧スズラン科にx=18と19の属があり、核型とともに、系統が染色体進化と良く一致する点も明らかにした。 4.研究分担者荻沼は、原始被子植物のクスノキ目の他、キントラノオ目のヤナギ科とキク目のキク属イワギク群における染色体数や、倍数体起源の研究を行った。この他に、ニューカレドニア固有の科であるStrasburgeriaは2n=500という、被子植物でもまれな高次倍数体として生き残っていることを明らかにした。 5.以上の研究成果は、論文としてまとめる一方、各種の学会発表等を通して公表した。
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