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交差カテゴリー化がステレオタイプ的判断と偏見に及ぼす認知的・動機的効果の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 14510125
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関東京大学

研究代表者

岡 隆  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80203959)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード交差カテゴリー化 / ステレオタイプ / 偏見 / 集団間バイアス / 自己関連性 / 認知操作 / 再カテゴリー化 / カテゴリー化 / 心理学実験
研究概要

本研究では,第1に,交差カテゴリー化のさいの自己関連性の効果を検討し,第2に,交差カデゴリー化という認知操作の効果を検討するために,交差カテゴリー化の研究に関する新しい実験パラダイムを考案し,その実験パラダイムによって発見される事実を同定しようとした.この新しい実験パラダイムでは,第1に,特定のカテゴリーへの自己関連性ではなく,そのカテゴリーを含むカテゴリー次元の自己関連性が系統的に操作され,第2に,単一カテゴリーが交差されて交差カテゴリーが生成される認知的プロセスが継時的に追跡された.この実験パラダイムに基づいて,3つの実験が実施されたが(4つめの実験は本報告では割愛),それらの実験は,次の3つの事実を明らかにした.(1)交差カテゴリー化は,集団間バイアス(内集団びいき)を増加させた.それは,自己関連性のあるカテゴリー次元による交差でも(実験2),それがないカテゴリー次元による交差でも生じた(実験1).(2)交差カテゴリー化という認知操作は,交差カテゴリーに対する評価を低下させた(実験2,実験3).(3)再カテゴリー化という認知操作は,復元された単一カテゴリーに対する評価を上昇させた(実験2,実験3).さらに,実験3では,次の新たな問題が提議された.(4)カテゴリー次元に自民族が深く関わるときには,交差カテゴリー化や再カテゴリー化という認知操作の効果は変動した(ないしは,逆転した)(実験3).

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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