研究課題/領域番号 |
14510271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
山崎 準二 静岡大学, 教育学部, 教授 (50144051)
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研究分担者 |
藤原 文雄 静岡大学, 教育学部附属教育実践総合センター, 助教授 (80324325)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ライフコース / 学校事務職員 / 専門的力量 / 職能発達 / 実態調査 |
研究概要 |
我々の研究は、小・中学校における学校事務職員の職能発達の解明を目的としている。 そのために、次の3つの問題に関して究明している。 1.学校事務職員は、どのような職務を、どのように遂行しており、どのような職務態度を有しているか。 2.学校事務職員は、どのような専門的力量を有し、どのようにそれを形成しているか。 3.現在の学校事務・学校事務職員制度の問題点と改善策は、どのようなものであろうか。 その解明のために、小学校及び中学校における学校事務職員を対象として、と面接調査と質問紙調査(全体:574名、男性:111名、女性:463名、)を実施した。 結論としては、次の点が重要である。 1.学校事務職員は、多くの場合、十分な教育訓練制度、支援制度が無いままで、単独で各学校に配属されており、孤立した状況で職務を遂行している。そのため、彼らは、先輩職員の仕事をみる機会、事務担当の指導主事の助言、そして研修機会の整備充実を望んでいる。 2.学校事務職員は、非常に幅広い範囲の仕事を遂行していており、自分たちの権限と責任の明確化を望んでいる。しかし、学校教員にはない知識や視点として、行政官としての視点、保護者や住民の視点などを、自覚している。 3.学校事務職員は、学校間の連携・協力による学校事務の高度化・効率化の動向に対して、男性職員は肯定的であるが、女性職員は必ずしも肯定的ではない。しかし、両者とも、教員に対する学校事務の重要性に関する意識の喚起を強く望んでいる。
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