研究課題/領域番号 |
14510312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
竹中 憲一 早稲田大学, 法学部, 教授 (00216920)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | オール・ヒストリー / 植民地教育 / 大連 / オーラルヒストリー / 「満州」 / オーラル・ヒストリー |
研究概要 |
研究目的は植民地教育を受けた中国人のオーラル・ヒストリーを収集することである。具体的作業は、(一)これまで大連地域で行なってきたオーラル・ヒストリーを整理することと、(二)あらたに瀋陽、ハルピン地域で収集することであった。 (一)については、これまでのオーラル・ヒストリーの録音をおこして50人分の報告書『日本統治下の大連地域で植民地教育を受けた中国人』(添付I)を作成した。また報告書をまとめて、『大連 アカシアの学窓』(平成15年3月、明石書店)(添付II)を刊行した。 (二)については、平成14年8月9日〜8月14日、中国黒龍江省ハルピンに行き、調査を行なった。黒龍江大学外事処の協力を得て、旧満州医科大学の卒業生3人にインタビュー調査を行なった。同時に黒龍江省文書館で資料収集を行なった。また平成14年9月15日〜9月20日まで大連、藩陽に行き、中国で同様の研究をしている遼寧省教育史志編纂委員会主任斉紅深氏などと意見交換を行なった。斉紅深氏から収集したオーラル・ヒストリーを日本語に翻訳すことを求められ、翻訳を完了した。『「満州」オーラル・ヒストリー』(平成16年3月刊行予定・皓星社)、(後に送付III)として刊行する予定である。なお斉紅深氏の日本訪問(3月27日〜31日)の機会に研究会を開く予定である。 平成15年度は遼寧省藩陽に調査に行く予定で申請していたが、新型肺炎SARS流行のために中止した。科研費を資料整理のために使用させていただいたことをご了承いただきたい。今後中国の研究者と連携を緊密にとりながら調査を続けたい。
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