研究課題/領域番号 |
14510327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
佐藤 正幸 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 統括主任研究官 (50222021)
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研究分担者 |
小田 侯朗 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 統括主任研究官 (30158828)
小林 倫代 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育相談センター, 統括主任研究官 (00300715)
宍戸 和成 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 研究部長 (40332168)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 新生児聴覚検査 / 乳幼児 / 聴覚障害 / 保護者支援 |
研究概要 |
1歳未満の聴覚障害乳幼児及び保護者に対する教育的支援プログラムを開発することを目的とした。そこで、事例研究を中心に3つの領域における支援について検討した。 まず、聴覚的支援については、聴覚検査時の様々な聴性行動の観察(保護者記録のとの関連)、補聴器の適切なフィッテイィング並びに活用支援、さらには日常生活における聴覚学習支援が検討された。特に保護者記録の中にみられる乳幼児の日常生活での音に対する反応(例えばある音にびっくりする、関心を示すなど)は、聴力検査での聴性行動を判断するために有効な指標となることが明らかにされた。 2番目に、発達的支援については、きこえ(聴覚)の発達だけではなく、保護者と乳幼児のコミュニケーション関係が促進されるための支援、乳幼児の精神面、行動面をどのようにみるかという保護者に示唆する支援が重要であることが明確となった。 3番目に、保護者支援については、聴覚障害に対する理解に対する支援、乳幼児と保護者間の交わり及びコミュニケーションの支援及び聴覚、その他の健康面での支援が重要な要素として検討された。さらに、新生児聴覚検査で聴覚障害と診断された直後の子どもと保護者に対する支援については、初回の相談の重要性、教育的支援については保護者・子どもの関係作りにおける支援の重要性、多方面領域からの支援については領域間の調整の必要性が課題として出された。 さらにプログラムの1つとして聴覚障害乳幼児と保護者の支援に関わる担当者が、教育的支援を行う際に必要とされる手順を構築した。
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