研究課題
基盤研究(C)
平成14年度は、ノルマン征服(1066年)以前、すなわち、アングロ・サクソン期のイングランドの統治システム・統治組織を重点的に調査した。また、10月から12月にかけては、イタリアのローマとイギリスのケンブリッジで研究調査と研究報告を行った。平成15年度は、ノルマン征服以後、王権がノルマンディとイングランドの両方を統治し、両者の統治が密接な関係をもっていた時期を重点的に調査した。また、9月には京都で開催された日英歴史家会議で報告をおこない、11月にはイタリアで開催された国際会議で報告を行った。平成16年度は、アンジュー伯アンリがイングランド王になり、大陸の広大な領域(アキテーヌ、アンジュー、メーヌ、ノルマンディなど)とイングランドとを支配していた時期を重点的に調査した。また、5月にはアメリカの西ミシガン大学で開催された第39回中世史国際会議で報告・質疑を行い、8月には東京大学で開催された国際シンポジウムで報告・討議・質疑を行った。平成17年度は、イングランド王が大陸の広大な所領を失い、王権の関心がイングランドに集中するようになった時期(13世紀)、すなわち、ジョン、ヘンリ三世、エドワード一世治世の統治システムを重点的に調査した。また、4月には、東京大学において、パリ第一大学(ソルボンヌ大学)教授M.Balard氏のセミナーを開き、11月には、同じく東京大学において、スミス・カレッジ名誉教授L.Little氏(前アメリカ中世学会会長)のセミナーを開いた。
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史学研究 248
ページ: 3-21
Speculum 81
ページ: 1267-1268
史学研究 248号
Ruggero I, Gran Conte di Sicilia, 1101-2001(Troina, Laboratorio per l'arte la cultura l'ambiente) (印刷中)
Citta e vita cittadina nei Paesi dell'area mediterranea : secoli XI-XV (印刷中)
Mediterranean Studies 12
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Italy in the Central Middle Ages(D.Abulafia,ed.,)(Oxford University Press)
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Italy in the Central Middle Ages (D.Abulafia, ed.)(Oxford University Press)
Italy in the Central Middle Ages(D.Abulafia, ed.)(Oxford, Oxford University Press)
異文化理解の視座(小島孝之, 小松親次郎編)(東京大学出版会)
ページ: 145-158
State and Empire in British History(K.Kazuhiko,ed.)
ページ: 27-36
Studi in onore di Salvatore Tramontana(Errico Cuozzo,ed.,)(Elio Sellino Editore)
ページ: 415-429
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Studi in onore di Salvatore Tramontana (Errico Cuozzo, ed.)(Elio Sellino Editore)
