研究課題/領域番号 |
14510408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 大阪大学 (2003) 大阪外国語大学 (2002) |
研究代表者 |
秋田 茂 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175789)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | グローバルヒストリー / イギリス帝国 / アジア国際秩序 / アジアの工業化 / ヘゲモニー国家 / 構造的権力 / グローバリゼーション / 国際公共財 / 1930-50年代 / スターリング圏 / 相互補完性 / 国際研究者交流 / イギリス:アメリカ合衆国:中華民国(台湾):アルゼンチン / 金融・サーヴィス利害 / アジア経済史 |
研究概要 |
1.新たな歴史の捉え方である「グローバルヒストリー」を、イギリス帝国とアジア世界(国際秩序)との関係性を手がかりに考察した。特に、1930-50年代におけるアジアの工業化とイギリスの金融・サーヴィス利害が経済的に相互補完的な関係にあったこと、スターリング圏を通じた影響力の行使の重要性を明らかにした(単著『イギリス帝国とアジア国際秩序』を参照)。 2.イギリス帝国を中心とした19-20世紀前半の国際秩序とグローバリゼーションとの関係を考察し、国際公共財を提供するヘゲモニー国家、および構造的権力としてイギリス帝国が機能した歴史的な特徴を考察した(3冊の共編著を参照)。 3.欧米の研究者を招聘して、グローバルヒストリー概念と、南アジア・東南アジア諸地域とグローバルヒストリーとの関連性を議論するために、地域研究や世界システム論、アジア経済史、国際政治学などの専門家を交えて、日本各地でグローバルヒストリー・セミナーおよびワークショップを開催した。 4.1930-50年代のアジア国際秩序を総合的に再考する自的で、2002年7月に第13回国際経済史学会で、2004年3月にはAssociation for Asian Studiesの年次大会で研究成果を発表した。また、台湾の中央研究院のセミナーでも同様な討議を行った。
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