研究課題/領域番号 |
14510424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 星城大学 (2003-2005) 名古屋明徳短期大学 (2002) |
研究代表者 |
田邉 三千廣 星城大学, リハビリテーション学部, 助教授 (70259357)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ヨーシフ・ヴォロツキー / モスクワ大公イヴァン三世 / リトアニア公国 / ノヴゴロド共和国 / 門地制 / 封地制 / 1497年法典 / 1503年の教会会議 / モスクワ公国 / イヴァン三世 / パトリケーエフ家 / リャポロフスキー公 / 孫ドミトリー / ソフィア・パレオローク / 長子相続制 / リトアニア戦争 / ノヴゴロド・モスクワ異端 / ヴァシアン・パトリケーエフ / 順番制 / モノマフの王冠 |
研究概要 |
平成14〜17年度科学研究費補助金実績報告書でまとめられた内容は以下のとおりである。(1)15世紀半ばのモスクワ公国を取り巻く国際関係、(2)ノヴゴロド共和国のモスクワ公国への併合、(3)モスクワ大公イヴァン三世による公国内の諸制度の整備・確立、(4)後継者問題とそれを取り巻く諸問題、(5)国家と教会、(6)ヨーシフ・ヴォロツキーの『聖者伝』である。 15世紀末期から16世紀初頭、すなわち、モスクワ大公イヴァン三世(1462-1505)によるロシア統一国家形成時における教会・修道院が果たした役割を解明することが本稿の目的であった。それゆえ、イヴァン三世時代の国際的な環境と彼による統一への過程とそれに伴う社会的変化を検討してきた。 統一国家形成の過程でロシア教会の果たした役割は大きいものがあった。中でも、教会行政や社会思想形成の面で指導的役割を果たした修道院長ヨーシフ・ヴォロツキーの影響力は計り知れないものがあった。本稿の後半部はその検討にさかれた。 4年間で以上のテーマについて検討がし尽くされたわけではない。ここの項目について更なる研究が必要であり、また、ここでは取り上げられなかった検討課題がいくつかある。それは今後の課題となる。
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