研究課題/領域番号 |
14510438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 奈良県立橿原考古学研究所 |
研究代表者 |
宮原 晋一 奈良県立橿原考古学研究所, 調査2課, 総括研究員 (90250373)
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研究分担者 |
横田 勝 国立高岡短期大学, 産業造形学科, 教授 (10029225)
中井 一夫 奈良県立橿原考古学研究所, 調査1課, 課長 (40250360)
三船 温尚 国立高岡短期大学, 産業造形学科, 教授 (20181969)
清水 康二 奈良県立橿原考古学研究所, 調査2課, 主任研究員 (90250381)
今淵 純子 国立高岡短期大学, 産業造形学科, 助手 (20310493)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 鉄鏡 / 中国大陸 / 朝鮮半島 / 日本列島 / 地名表 / 洛陽市文物工作隊 / 芦屋 釜の里 / 鋳造・鍛造 / 鍛造 / 鋳造 / 洛陽 / 洛陽文物工作隊 / 南京博物院 / EPMA / 面反り |
研究概要 |
●中国大陸・朝鮮半島・日本列島の鉄鏡について、報告書を作成した。時代は唐代までで、基礎資料となるように図面と写真を用いた。 ・中国大陸出土鉄鏡については、約205面の情報を収集し、地名表を作成した。19面の図を載せた。 ・中国河南省洛陽市文物工作隊と共同で、工作隊所蔵鏡の悉皆調査をおこない、その基礎報告を掲載した。71面保管されており、X線写真透過によって象嵌鏡2面・紋様のある鏡20面を確認できた。紋様は内行花紋鏡と〓鳳鏡に大別できる。錆のため断言できないが、鏡面は凸面形状をなす印象が強い。時代を問わず鈕孔は4mm前後の円孔であり、銅鏡と鈕孔形状が全く異なる。地名表と重複する鏡は約3面であり、約70面は新たに確認できたことになる。1面ごとに、写真・X線写真を掲載し、9面の図を載せた。 ・朝鮮半島出土鉄鏡については約9面の情報を収集した。そのうち3面の写真または図面を掲載した。 ・日本列島には20面の鉄鏡があるが、確実な出土例は5遺跡10面のみである。図・写真・X線写真とともに報告した。 ・芦屋釜の里に依頼して、鉄鏡の鋳造実験をおこなった。計4面鋳造をおこなったが、成功したのは1面のみである。
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