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「談話資料」による方言コードの変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510456
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

井上 文子  国立国語研究所, 情報資料部門, 主任研究員 (90263186)

研究分担者 三井 はるみ  国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (50219672)
真田 信治  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00099912)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード談話史料 / 方言 / コード / スタイル / 社会言語学 / 談話資料
研究概要

方言コードは,かつては,ある地域で行われるひとつの言語体系(システム)であると考えられてきたが,現在では,場面に応じて使い分けられる文体(スタイル)へと変化しつつあるととらえられている。
一個人の中には,方言コード,共通語コードを含め,さまざまなコードが存在する。
本研究では,話し相手・状況・話題などの違いによって,方言コードがどのように出現するのか,方言コードと標準語コードの切り替えがどのように行われるのか,などについて,総合的な視点でとらえることを目標とした。
関西圏の百貨店・スーパー・個人商店を対象に,接客場面における自然談話の収録調査を実施した。その録音音声を文字化し,整理して,研究成果報告書『接客談話資料集』として刊行した。なお,接客談話データは,検索が効率的におこなえるよう,電子化ファイルの形でも保存している。
談話資料により,接客場面に現れる方言コードについて,出現の実態を明らかにし,記述と比較をおこなった。若年層話者においては,老年層話者に見られるような伝統的方言が急速に失われていることについて多くの報告があるが,標準語コードのみになるのではなく,従来の伝統的方言とは異なる新しいローカルスピーチスタイル(ネオ方言)が観察される。このネオ方言コードにかかわっていると考えられる,標準語や東京方言・関西方言の干渉に焦点をあてて,方言コードの変容についての分析をおこなった。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] A Database spontaneous Japanese in service encounters2005

    • 著者名/発表者名
      INOUE Fumiko, SANADA Shinji, MITSUI Harumi, KIM Mijeong
    • ページ
      157-157
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [図書] 接客談話資料集2005

    • 著者名/発表者名
      井上文子, 真田信治, 三井はるみ, 金美貞
    • 総ページ数
      157
    • 出版者
      井上文子
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書 2004 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 井上文子<共著>: "近畿の方言-調べてみよう暮らしのことば-"ゆまに書房. 51 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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