研究課題/領域番号 |
14510499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国語・中国文学
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
丁 鋒 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (20320418)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 対音研究 / 音韻 / 日漢対音 / 琉漢対音 / 呉方言 / 官話 / 対音字 / 日本語 / 日中對音資料 / 琉中対音資料 / 方言 / 歴史 / 音声 / 日中言語対照 / 音韻再建 / 語学 / 対音宇 |
研究概要 |
課題責任者(丁鋒)は13年前に始めて日漢対音資料に出会い、1995年最初の研究成果として著書『琉漢対音與明代官話音研究』(中国社会科学出版社)を出版しました。その後、更に資料を集め、個々の資料の音義解読と音韻解明を続け、複数の論文を公表しました。それを機にして、科学研究費助成金を申請してみたら、幸いに交付決定を受けまして、資金と組織バックアップのお陰で、研究の前進が確り保障されるようになりました。 14年度から17年度までの四年間、『日中・琉中對音資料による中国語音韻史の総合的研究』という課題研究は大いに展開が出来ました。先ず、国内外の学会で積極的に発表を行い、相関論文を八篇(国外3篇、国内5篇)公表しました。個々の資料の研究解明が複数完成したことで、総合研究の目標は着実一歩一歩近づくことになりました。 論文を発表する以外に、総合研究の最終結果となる著書の必須内容の一部とする全資料の寄語入力も助成金の支援と大学院生の皆さんの協力でその大半が完成しました。そのデータは将来、著書の一部になるだけではなく、これからの研究にも活用できるものです。資料の紹介と解説が無ければ、総合研究は言えない点から見ると、データ集が出来たことで初めて総合研究が現実味になったと言えます。 資料のチェックと入力した論文とデータの校正など細かな作業で大分時間を費やしまして、報告書の提出が延期せざるを得ない状況になりました。一ヶ月の時間を頂いたため、報告書の完成度がほぼ満足する形に整えまして、感銘を受けています。 報告書は上下巻二冊で、全部685ページにも上ります。上巻は今まで公表した著書3点と論文26点の内、論文を15篇(その内、13〜17年度8篇、それ以前7篇)収め、下巻は日漢対音資料8種と琉漢対音資料8種の寄語の音義解読結果を収めました。 四年間、大変お世話になりました。再度、感謝の意を表します。
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