研究課題/領域番号 |
14510525
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
|
研究機関 | 姫路獨協大学 (2004) 山口大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
西村 秀夫 姫路獨協大学, 外国語学部, 教授 (00164591)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 通時的コーパス / Helsinki Corpus / テキストタイプ / 口語的特徴 / 強意副詞 / 多重否定の衰退 / 言語変異 / Corpus of Early English Correspondence / 多重否定 / 言語変異(variation) |
研究概要 |
本研究課題は、英語史研究により有効な史的コーパスの構築を目ざすもので、科学研究費補助金(平成10年度〜12年度)の研究課題「より有効な通時的コーパス構築のための基礎的研究」を継続・深化させるために設定されたものである。 本研究は「書き言葉における口語的特徴の研究」を主要なテーマとし、これまで、後期中英語期から初期近代英語期にかけての私的書簡集を手始めに、法廷記録、戯曲、ハンドブック、作法手引書などの分析を行い、各ジャンル間の類似点、相違点を明らかにし、それを「言語変異(variation)」の観点から考察した。調査対象とした言語現象は1)多重否定構造、2)単純形副詞と-ly型副詞の競合、3)強意副詞の盛衰であり、口語性の高いテキストが各現象において革新性が高いことが明らかになった。 研究成果の一部は、英語コーパス学会第20回大会シンポジウム「日本における英語コーパス言語学の現状と展望」(2002年10月)、日本英文学会第75回大会シンポジウム「『英語の否定構文』再考」(2003年5月)、英語コーパス学会第25回大会シンポジウム「コーパスと英語史研究」で発表した,さらに、『英語コーパス言語学-基礎と実践』(改訂新版 研究社)の執筆においても反映させることができた。また、学術論文としての形では既に1点公刊し、残る2点も近く公刊の予定である。あわせて3年間の研究成果を集大成した研究成果報告書を刊行した。
|