研究課題/領域番号 |
14510532
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
|
研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
吉村 紀子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (90129891)
|
研究分担者 |
武田 修一 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (80137067)
坪本 篤朗 静岡県立大学, 国際関係学研究科, 教授 (40138623)
寺尾 康 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (70197789)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 大学英語教育 / 英語コミュニケーション / 大学英語シラバス開発 / TOEIC学習 / ACTFLインタビューテスト / 大学英語教育シラバス開発 / TOEIC / 習熟度別英語学習 / ACTFLインタビュー / 英語シラバス開発 / 英語プロダクションスキル / シラバス開発 |
研究概要 |
平成14年度は、TOEIC対策講座参加した国際関係学部学生約200名を対象に実施したTOEIC模擬試験の誤答を分析した結果、(1)基本的な語彙力不足、(2)概略・要点の理解が困難であること、(3)多くの学生にとって「読むこと」は「聞くこと」より容易であること、が分かった。 平成15年度は、国際関係学部のTOEIC受講生の173名に対し実施したTOEICリスニング模擬テスト・TOEIC公開テスト・ACTFL Proficiency基準に沿ったインタビューテストの結果に基づき、(4)TOEICスコア既得者25名について平均が591点から617点に伸びたこと、(5)コミュニケーションの展開や方策に関する知識不足、(6)異文化社会の理解不足、が問題点として指摘された。さらに、短期英語研修に参加した5名について研修前後のTOEICスコアを比較分析してみると、1ヶ月程度の研修ではTOEIC形式のテストでは顕著なスコアの向上は観察できなかった。 平成16年度は、講座終了時に受講生に課したリスニング模擬テストの結果を分析し、レベル別にスコアの伸びと向上を妨げる困難点について考察した。また、米国オハイオ州立大学夏期英語研修に参加した数人の学生について、TOEICスコアとミシガンテストスコアを比較した。さらに、講座終了者の中から希望学生に対して、ACTFLの評価方法に沿ってインタビューテストを実施し、TOEICスコアレベルとスピーキング力の相関性を調査した。その結果、特に(7)内容の展開・文脈が明らかでない場合、談話・対話の理解は中・上級者でも非常にむずかしいこと、(8)TOEICスコアとインタビューテスト・ミシガンテストの評価にある程度の相関性があったが、両者の間には重要なズレがあり、TOEICスコアからスピーキング力またライティング力は適切に予測し難いこと、が重要な観察点として指摘された。
|