研究課題/領域番号 |
14510535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
山根木 加名子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (90295767)
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研究分担者 |
劔持 淑 岡山大学, 外国語教育センター, 助教授 (20178164)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | エリザベス・ボウエン / ビッグハウス / カントリーハウス / ジェイン・オースティン / ヴァージニア・ウルフ / E.M.フォースター / ヘンリー・ジェイムズ / マライア・エッジワース / E. M. フォースター |
研究概要 |
本研究の目的は、アングロ・アイリッシュ作家エリザベス・ボウエン及びその特徴であるビッグハウス文学・文化が、英国作家、マライア・エッジワース、ジェイン・オースティン、ヴァージニア・ウルフ、ヘンリー・ジェイムズ、E.M.フォースターの文学とどのように影響しあっているかを解明することにより、より広い視野のもとでボウエン文学の全体像を捉え、新たなボウエン批評を構築すること、並びにウルフ、ジェイムズ、フォースター研究に新しい視座を与えることである。主に「カントリーハウスとその文化」に焦点を当てて研究を遂行した。 ボウエンは、エッジワースのビッグハウス小説、及びオースティンのイギリス風俗小説という二つの偉大な伝統に連なる。そこで、まず研究代表者は、エッジワースとオースティンの作品を比較考察し、ビッグハウス文化とイギリスのカントリーハウス文化の特徴を明らかにした。さらに、ボウエン文学においてカントリーハウスは歴史の連続性の表象となるが、ウルフにとってもカントリーハウスは歴史概念において重要性を持つことを論じた。また、研究分担者は、ジェイムズとフォースターにもボウエン的価値観、「古い土地、屋敷によって象徴される伝統の意識」が感じられることを実証した。ジェイムズはボウエン同様、「人々にとって幻想と過去こそが、過酷な現実を逃れ、疲弊した心の空洞を埋めてくれる避難所」であると考えていたこと、フォースターは、とりわけ「イギリスの伝統的な田園」という「土地の持つ力」を重視したことを明らかにした。
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