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20世紀多元文化形成とシュルレアリスム-オセアニア、メキシコ、カリブ海を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 14510561
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 仏語・仏文学
研究機関北海道大学

研究代表者

大平 具彦  北海道大学, 言語文化部, 教授 (90117698)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードモダニズム / プリミティヴ・アート / クレオール / 他者 / 文化横断 / プリミティブ・アート
研究概要

(1)シュルレアリスムは、これまで専らフランス文学あるいはヨーロッパの20世紀の文学芸術の枠組みで語られ研究されてきたが、今回のような構図で新たにシュルレアリスムを捉え直すことにより、20世紀ヨーロッパで展開したいわゆるモダニズムの運動あるいはアヴァンギャルド運動が、より大きな世界的な文脈で、アフリカ、オセアニアなど非ヨーロッパ文化圏の思考・認識からいかに養分を得てきたかが確認できた。
(2)とりわけ、平成14年の外国出張(メキシコ)では、(1)シュルレアリスムのメキシコ多元文化形成への影響について、(2)シュルレアリスムの影響のもと、ヨーロッパの思想・文化とメキシコ性を融合させて独自の世界をつくり上げたメキシコの詩人・思想家オクタビオ・パスについて、さらに平成15年の外国出張(マルチニックとブラジル)では、(1)シュルレアリスムの影響のもとに、ネグリチュードというコンセプトを創出して現在のクレオール思想の源流となった詩人・政治家エメ・セゼールについて、(2)モダニズム、シュルレアリスムとブラジルの先住民文化を独自に融合させたオズワルド・ジ・アンドラージについて、それぞれ資料収集と、作家、批評家、研究者に対するインタビューを行なったこと(特にマルチニックではエメ・セゼール本人に会見し貴重な発言を得たこと)は、研究の枠組みを設定し深化させる上で多大な益があった。
(3)今回の研究課題を含む著作については目下半分までを執筆。両三年で原稿全体を書き上げ刊行する予定。
(4)今回の研究を、上記の著作に包含させるとともにさらに新たな展開へとつなげるべく、平成17年度からの科学研究費補助金「西洋近代のグローバル化とモダニズムの世界化--その相関を問い直す比較文学的研究」(研究代表者:立命館大学、西成彦教授)に、研究分担者として参加することとした。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 仏領海外県マルチニック&ブラジル出張報告記2004

    • 著者名/発表者名
      大平具彦
    • 雑誌名

      国際広報メディアジャーナル 2号

      ページ: 245-255

    • NAID

      110001074906

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] メキシコ--スペインの植民地から文化の混血へ2004

    • 著者名/発表者名
      大平具彦
    • 雑誌名

      国際広報メディア研究科・言語文化部研究報告叢書55 植民・移民・難民のメディア学 55号

      ページ: 111-133

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Report on the Field Trip to Martinique (French overseas prefecture) and Brazil2004

    • 著者名/発表者名
      OHIRA Tomohiko
    • 雑誌名

      International Media and Communication Journal 2

      ページ: 245-255

    • NAID

      110001074906

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Mexico---From Spain's colony to Cultural Creolity2004

    • 著者名/発表者名
      OHIRA Tomohiko
    • 雑誌名

      Graduate School of International Media and Communication and Institute of Language and Culture Studies Research Report Series 55

      ページ: 111-133

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] メキシコ出張報告記2003

    • 著者名/発表者名
      大平具彦
    • 雑誌名

      国際広報メディアジャーナル 1号

      ページ: 199-206

    • NAID

      110000094623

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Report on the Field Trip to Mexico2003

    • 著者名/発表者名
      OHIRA Tomohiko
    • 雑誌名

      International Media and Communication Journal 1

      ページ: 199-206

    • NAID

      110000094623

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大平 具彦: "メキシコ-スペインの植民地から文化の混血へ"国際広報メディア研究科・言語文化部研究報告叢書. 55(未定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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