研究課題/領域番号 |
14510564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塩川 徹也 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (00109050)
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研究分担者 |
辻部 大介 福岡大学, 人文学部, 助教授 (30313183)
竹内 修一 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (40345244)
塚本 昌則 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (90242081)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 神秘主義 / パスカル / フランソワ・ド・サル / フェヌロン / フリーメーソン |
研究概要 |
西欧の文学の伝統において、神秘思想はテーマとしてのみならず、文学の意義、目標及び限界を考える上で、きわめて重要な役割を果たしてきた。本研究は、将来のより大きな計画、すなわら中世から現代に至るフランス文学の流れと神秘思想との相互交渉の解明の第一歩となることを目指したものである。研究対象は、ひとまず16世紀後半から18世紀末までのフランスに限定したが、それが現代の文学と思想に対していかなる意味をもつかについても注意を払った。また海外から専門家を招聰して、レヴユーを受けるとともに、共同研究を実施することができた。 「作品のはらむ他者」をテーマとする国際シンポジウムにおいて、研究分担者・塚本昌則助教授と研究代表者・塩川が、信仰の神秘をめぐるパスカルとヴァレリーの対決に関する研究発表を行つたのは、本研究の顕著な成果である。 なお冊子体で提出する研究成果報告書には以下のものがまとめられている。 -パスカルとロベール・シャールを比較・考察した、研究代表者による論文「われわれのみじめな正義:原罪の神秘をめぐるパスカルとシャールの対決」。 -フランスおよびアメリカの専門家(Gerard Ferreyrolles, Dominique Descotes, Ran-E Hong)から受けたレクチャーの概要。 -近世フランスにおける神秘主義文献の目録。
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