研究課題/領域番号 |
14510613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 浩美 東大, 人文社会系研究科, 助手 (70323558)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | バスク語 / バスク語ゴイスエタ方言 / バスク語オイヤルツン方言 / バスク語アスペイティア方言 / バスク語オンダリビア方言 / 助動詞 / 動詞の単純形 |
研究概要 |
今年度は、バスク語ゴイスエタ方言、オイヤルツン方言、アスペイティア方言、オンダリビア方言について記述言語学的調査を行った。 今回が初めての調査となるゴイスエタ方言、オイヤルツン方言については、基礎的動詞の語彙調査、助動詞直説法現在形と過去形の活用の調査、「動詞の単純形」の形態と意味・用法に関する調査を行った。 アスペイティア方言については以前からの継続調査であるが、「能力や可能性を現す表現」について、現在まで調査者が蓄積してきたデータをさらに補強するための調査を行った。 オンダリビア方言についても以前からの継続調査であるが、「動詞の単純形」について現在まで調査者が蓄積してきたデータをさらに補強するための調査を行った。 結論としては、ゴイスエタ方言、オイヤルツン方言では、(1)助動詞の「聞き手が親しい女性か男性かによる活用変化」に関して、「聞き手が親しい女性である場合の活用」は、世代にもよるが、ほとんど使われなくなってきていること、(2)「動詞の単純形」については単純形を有する動詞の数が5〜6にすぎなくなっていることがわかった。アスペイティア方言では、助動詞の「聞き手が親しい女性か男性かによる活用変化」は非常によく体系だった形で保存されており、「動詞の単純形」もこれを有する動詞は11存在する。また、「動詞の単純形」の意味・用法もゴイスエタ方言、オイヤルツン方言ではアスペイティア方言に比べ狭くなっており、「動作の進行中であること」を表すに留まると言えるようだ。オンダリビア方言の「動詞の単純形」もほぼゴイスエタ方言、オイヤルツン方言と同様の状況にあると言える。 アスペイティア方言の「能力や可能性を現す表現」については一部すでに1995年に発表済みであるが、それを補うデータを収集することができた。
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