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札幌と東京の敬語行動の変化の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510627
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京都立大学

研究代表者

荻野 綱男  東京都立大学, 人文学部, 教授 (00111443)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード敬語体系 / 敬語行動 / 20年間の変化 / 東京 / 共通語
研究概要

2002年には、文献調査を主に、現在の敬語研究の進展状況を調査した。
2003年には、文京区根津・西片地区において、敬語の面接調査を実施した。1981年に行った調査と同様に対象者を選び、同じ方法で実施した。しかし、その方法では1000人に依頼しても199人しか調査できず、1981年の時の488人にはるかに及ばない。そこで、途中で、現地の町会からの紹介を受けて回答者をお願いすることにした。最終的には262人を調査することができた。
2004年には、再度同じ地区で町会からの紹介を主な手段として同じ内容の面接調査を実施した。今回は、186人に面接することができた。
こうして、2003年と2004年のデータを合わせて集計・分析することで何とか1981年当時の結果と比べることができるようになった。
調査の結果、男女差・両地域の差などは基本的に変化していなかった。しかし、年齢差の傾向は(1)親しくなくとも年下の人にはぞんざいに待遇する若い人の行動は20年を隔てても同じであった、(2)親しい人に対する言葉遣いが若い人では非常にぞんざいになる傾向は、20年間で進み、今や中年層までがそのような行動をするようになってきた、という変化と不変の両方が見られた。
近所の人に対する言葉遣いでは、近所づきあいの程度に応じた言葉遣いが見られた。すなわち、親しい人にはややくだけた言い方をし、あまり親しくない人に対してはやや丁寧な言い方をするということである。親しさの程度で説明できる部分を除いても、さらに近所の人に対する言葉遣いに地域(それに性別や年齢など)との関連があるかを調べてみたが、それは明確にはできなかった。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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