研究課題/領域番号 |
14530004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
山崎 耕一 一橋大学, 社会科学古典資料センター, 教授 (70134872)
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研究分担者 |
中山 智香子 東京外国語大学, 地域文化研究科, 助教授 (10274680)
塘 茂樹 京都産業大学, 経済学部, 教授 (40192661)
池田 幸弘 慶応義塾大学, 経済学部, 助教授 (80211720)
石井 健 一橋大学, 大学院・商学研究科, 助手 (30303043)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | カール・メンガー / オーストリア学派 / 経済学説史 / 経済学 / 国民経済学原理 / 『国民経済学原理』 |
研究概要 |
本研究は、一橋大学社会科学古典資料センター所蔵のカール・メンガー著『国民経済学原理』初版特製本に付された、著者自身による膨大な手書きの注記を解読することにより、初版出版後のメンガーの思索の発展を追うとともに、注記を復刻し、メンガーが参照した書物を確定することにより、世界のメンガー研究者に一義的な重要性を持つ資料を提供しようとするものである。平成14年度に研究を開始するに当たり、まず原本およびエミール・カウダーによる復刻をデジタル化し、原本に記された注記を直接参照しながら、カウダーによるタイプ印刷版の復刻内容をチェックしつつ、誤記を訂正する作業を進めた。これは研究分担者のうち池田が主に作業を担当し、平成15年度末まで継続したが、この作業を通じて、先行業績であるカウダーの復刻には修正すべき点が多いことを具体的に確認し、本研究の意義を再認識することができた。並行して出版に向けてのフォーマットを決定し、それに沿った加工を開始した。この作業は主に塘が担当した。また、平成15年3月22日から同月30日まで、山崎・池田・塘の3名が渡仏し、24日にはモクス・アン・プロヴァンスで、28日にはパリで研究会を開き、現地研究者と情報の交換を行なった。これにより、本研究の意義がヨーロッパでも評価され、成果の発表が大いに期待されているのを知ることが出来た。公刊に関しては出版社から基本的な合意は得ており、細部についての交渉を継続中である。成果は印刷物とCD-Romの双方の形態で公表の予定である。
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