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環境変化の下での日本国債市場の改革とその提言

研究課題

研究課題/領域番号 14530106
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 財政学・金融論
研究機関一橋大学

研究代表者

釜江 廣志  一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (60091542)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードセミストロングフォームの効率性 / イベント・スタディ / 個人投資家 / 長期国債 / ティック・データ / アフィンイールドモデル / ボラティリティ / オプション / 長期国債先物 / セミ・ストロングフォームの効率性 / インプライドボラティリティ / アクチュアルボラティリティ / セミ・ストロング・フォーム / 効率性市場仮説 / tickデータ / アフィン・イールド・モデル
研究概要

本研究では、semi-strongフォームの効率性仮説のテスト、すなわち、公開情報の影響を調べるイベント・スタディにより効率性の検証を行うとともに、市場の効率性を高めるための方策として特に個人投資家の参加を取り上げた。1996年から98年まで、あるいは96年から02年までの期間において、わが国の長期国債(現物)の利回り、あるいは長期国債先物のボラティリティがマクロ経済変数のアナウンスやニュースの影響をどのように受けているかを、現物のtickデータ、あるいは先物の日次データを用いて調べ、市場の効率性をテストした。
tickデータによる分析では、期待形成を表す要素が平均回帰的であると仮定するアフィン・イールド・モデルを用い、日次データによる分析では、平均からの乖離で測ったアクチュアル・ボラティリティと・オプションから計算されるボラティリティとを用いて、マクロ指標の発表のうち中予想されない部分、つまりサプライズが利回りの変化に与える影響を計測した。得られた結果は一様ではないものの、いずれも市場に非効率性が存在することを示唆している。
本研究とこれまでのテストの結果を合わせ考慮すると、国債流通市場では情報が効率的に取り込まれていないとみられ、その理由として、政府や中央銀行の保有割合が高く、情報を効率的に利用しようとする民間主体の行動が反映されにくいことが考えられる。そこで、本研究では国債市場に個人投資家を呼び込むための改革を取り上げ、今後の国債管理について持つ合意を探った。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 釜江廣志: "国際市場の非効率性と個人投資家の参加"一橋論叢. 129. 21-33 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 釜江廣志 他: "アフィン・イールドモデルによる国債市場効率性のテスト再論"一橋論叢. 129. 106-122 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 釜江廣志 他: "国債先物のインプライド・ボラティリティとニュース"一橋論叢. 130. 431-451 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 釜江廣志: "国債先物のアクチュアル・ボラティリティのイベントスタディ"一橋論叢. 131(未定). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi KAMAE: "The Inefficiency of the Government Bonds Markets and individual traders' participation in Japan"The Hitotsubashi Review. 129. 21-33 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi KAMAE, Sachiyo FUTAGI: "Tests of the Efficient Market Hypothesis the Government Bonds Markets in Japan Using Affine-yield Models"The Hitotsubashi Review. 129. 106-122 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi KAMAE, Sachiyo FUTAGI: "News and the Implied Volatility of the Government Bonds Futures in Japan Using Affine-yield Models"The Hitotsubashi Review. 130. 431-451 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi KAMAE: "An Event Study of the Government Bonds Futures Markets using Actual Volatility Data in Japan"The Hitotsubashi Review. 131. (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 釜江廣志, 二木祥代: "国債先物のインプライド・ボラティリティとニュース"一橋論叢. 130. 431-451 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 釜江廣志: "国債先物のアクチュアル・ボラティリティとイベントスタディ"一橋論叢. 131(未定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 釜江廣志, 二木祥代: "アフィン・イールド・モデルによる国債市場効率性のテスト"一橋論叢. 129・5. 106-122 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 釜江廣志: "国債市場の非効率性と個人投資家の参加"一橋論叢. 129・5. 21-33 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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