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競争環境下における非営利組織(介護老人福祉施設)のマネジメントの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14530148
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関東北学院大学

研究代表者

岡田 耕一郎  東北学院大学, 経済学部・経営学科, 助教授 (70265180)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード小規模生活対応型特別養護老人ホーム / 非営利組織 / ユニットケア / 介護サービスシステム / 組織変革 / 高齢者介護 / 社会福祉 / 介護サービス / マネジメント
研究概要

本研究は介護保険制度のもとで展開されつつある新しい介護サービスシステムを取り上げ、競争環境下における特別養護老人ホーム(非営利組織)のマネジメントに論究したものである。
平成14年度は、介護保険制度の新しい介護サービスシステムである小規模生活対応型特別養護老人ホーム(ユニットケア施設)の運営の現状と問題点を把握することに力点を置いて調査研究を行った。そもそも介護現場では、ユニットケア方式の現行制度下における限界を熟知しておらず、しかも措置時代の介護サービスの発想と手法から脱却していないため、新型のハードと旧態依然としたソフト(介護サービスシステム)の不適合が生じ、個別ケアを的確に提供することにも失敗していた。
平成15年度は、従来型の特別養護老人ホームと小規模生活対応型特別養護老人ホーム(ユニットケア施設)をマネジメントの4つの分析視点、すなわち(1)介護サービス組織における組織編成、(2)介護サービスの画一性、(3)利用者・家族との関わり、(4)介護サービスの質を保証するサービスシステムの点から比較した。前者は優秀な管理職が少なく、未熟練の介護職員の割合が高い環境を前提にしたものであり、厳しい環境下で存続してきた長い歴史を持ち、洗練された安定した介護サービス組織である点が明らかとなった。他方、後者は介護現場の長年にわたる課題を解決するためのサービス組織である。非常に高度なサービス管理と個別介護を的確に提供できる職員を前提にした組織であり、個々のユニットを支える十分な数の熟練した介護職員を配置するとともに、優秀な管理職を一定数以上確保することが存続の条件となっているため、環境適応力が極めて劣っている点が明らかとなった。さらに、新入職員の教育態勢を整備しにくい組織構造であること、未熟練介護職員が個別ケアと称して劣悪なサービスを提供することを管理しにくい実態にも言及した。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岡田 耕一郎: "介護サービス組織としてのユニットケア施設の課題 〜従来型特別養護老人ホームとの比較から〜"東北学院大学論集 経済学. 155. 1-49 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Koichiro Okada: "Problems of New-Style Special Nursing Homes as Care Service Organizations -A Comparison with Traditional Special Nursing Homes -"TOHOKU GAKUIN UNIVERSITY REVIEW ECONOMICS. No.155. 1-49 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡田耕一郎: "介護サービス組織としてのユニットケア施設の課題〜従来型特別養護老人ホームとの比較から〜"東北学院大学論集 経済学. 155. 1-50 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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