研究課題/領域番号 |
14530159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
今田 治 立命館大学, 経営学部, 教授 (50232608)
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研究分担者 |
田中 祐二 立命館大学, 経済学部, 教授 (40217089)
橋本 輝彦 立命館大学, 経営学部, 教授 (60066727)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 生産技術 / 生産システム / 世界最適調達 / 共同購買 / グローバル化 / 原価低減 / CCC21 / 3D-CAD / 多車種混流生産 / 開発プロセス / 部品企業 / アライアンス / 日産リバイバルプラン / 日産180 / 同時開発 |
研究概要 |
本調査研究では、最近の世界最適調達の実態とそれに対応する事業者起業の経営・生産戦略の新たな動向を解明をめざし、次の成果(公表論文3、MOT(技術経営)開発プログラムの教材作成)を得ることができた。 1.論文 (1)「日産自動車のルノーと提携による欧州戦略の変化 -英国日産自動車、英国日産工場調査を基礎にして-」(2)「自動車企業のグローバル化と生産技術部門 -日産自動車を事例として-」(3)「自動車起業における多車種混流生産と開発プロセスの新たな展開 -日産車体 湘南工場調査を基礎にして-」 (1)は、ルノーとの提携の主要な内容と、その経営 生産システムへの影響、欧州自動車市場の特色、欧州における関連会社(英国日産自動車製造会社、英国日産自動車会社)を事例にした販売、生産面での変化を明らかにしている。 (2)では、グローバル化、ルノーとの提携との関連といった大きな枠で、生産技術部門の次の役割を明らかにした。 世界全ての生産拠点で量的にも、品質的にも対応でき、しかも低コストの生産技術の開発、新車製造の迅速な生産準備、日本と海外拠点での同時開発、立ち上げの実現が可能な機械・設備、工程設計の標準化、海外支援、人材育成などである。 (3)では、日産車体におけるフレキシブルな多車種混流生産体制、効率的な開発プロセス、とくに3D(Dimension:次元)一CAD(Computer Aided Designコンピュータ援用設計)を技術的手段とした開発プロセスの変革の状況を明らかにしている。 2.MOT(技術経営)開発プログラムの教材 上記プログラムは12モジュールで構成されているが、そのうち下記の内容は主に科研費によるものである。 モジュール9: SE(同時開発)と情報技術の利用 モジュール11:部品企業と原価低減活動 モジュール11は、主にトヨタ自動車とその系列企業を事例にして、次の諸点を明らかにしている。 (1)自動車産業における企業間分業構造の今日の特色(2)完成車メーカーの部品企業に対する管理内容(3)トヨタ自動車の原価低減活動、「CCC21」の特色(4)部品企業の原価低減活動の状況
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