研究課題/領域番号 |
14540491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
高部 圀彦 静岡大学, 工学部, 教授 (30022239)
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研究分担者 |
間瀬 暢之 静岡大学, 工学部, 助手 (40313936)
依田 秀美 (依田 秀実) 静岡大学, 工学部, 助教授 (20201072)
渡辺 修治 静岡大学, 農学部, 教授 (90230979)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | アザシュガー / 酵素的不斉導入 / 酵素阻害活性 / アルカロイド / 薬理活性 / アザピラノース / アザピラノース」 / 酸素的不斉導入 |
研究概要 |
アザシュガー類は、糖類の代謝において重要な役割を果たしている酵素に対して強い阻害作用を有することから、糖尿病などの生活習慣病はじめとして、エイズ、アルツハイマーなどの難病に対する効果的な治療薬として期待されている。 1.今年度は昨年に引き続いて、まず、酵素グルコシダーゼおよびβ-セクレターゼに対して阻害活性を有し、エイズおよびアルツハイマー病治療薬となりうる、IsofagomineおよびParoxetineの合成を検討した。昨年度に合成に成功した酵素的不斉導入反応を経由した共通の中間体であるBoc化されたγ-benzyloxymethyl-α,β-unsaturated-δ-lactam 1へのジヒドロキシ基の導入は、立体選択性に乏しく、目的物のIsofagomineの効率的な合成法を確立することできなかった。しかしながら、キラルな1へp-fluorophenyl-MgBrの共役付加は極めて立体選択的に進行し、収率よく付加物を合成することができた。さらに、その保護基の脱離により医薬品として薬理効果が認められている中枢神経賦活剤(-)-Paroxetineの効率的な合成に成功した。 2.さらに、アザフラノース類合成の重要な中間体として研究担当者らが開発しキラルなγ-acetoxy-α,β-unasaturated-γ-lactam 2の側鎖延長によるアザシュガー類の合成についても検討した。ラクタム2への水酸基の導入と、γ位へのアリル基導入を極めて立体選択的に行うことに成功したので、この側鎖を酸化することによりC6およびC7のアザシュガー類の合成を行った。さらに、前述のアリル基導入分子から、インドリジジンアルカロイドであり、極めて強いグルコシダーゼ阻害活性を有するSwainsonineおよびLentiginosineの合成中間体である(-)-2-Epilentiginosineの合成も達成することが出来た。
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