研究課題/領域番号 |
14540517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
坂田 一矩 九州工業大学, 工学部, 教授 (50037991)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | テトラアザ[14]アヌレン / 鋳型反応 / ニッケル(II)錯体 / ストラプト型 / キャビティー / キラル / 分子認識 / アミノ酸 / 取り込み / 旋光度 / DCC |
研究概要 |
1)キラルなピンセット型テトラアザ[14]アヌレン及びニッケル(II)錯体の合成… テトラアザ[14]アヌレンニッケル(II)錯体と反応させる場合に、アミノ酸の保護基としてBoc基を用い、またメタルフリーの場合にはZ基を用いて縮合反応を行った。前者はトリフルオロ酢酸で、後者はパラジウムカーボンにより脱保護を行い、4種類のピンセット型化合物を満足の行く収率で得た。IR、NMR、MSスペクトル等よりその生成を確認した。 2)キラルなキャビティーを持つテトラアザ[14]アヌレン及びニッケル(II)錯体の合成…この4種類の化合物と2,6-ピリジンジカルボン酸クロリドを希釈条件下で反応させ、キラルなストラプト型化合物を満足の行く収率で得た。これらは、IR、NMR、MSスペクトル等よりその生成を確認した。 3)ピンセット型化合物と金属イオンとの錯化挙動…4種類のピンセット型化合物は、亜鉛(II)や銀(I)イオンと錯形成をすることが分かった。その際、ニッケル(II)錯体では、UV及びNMRスペクトルの変化はほとんどないが、メタルフリーでは大きいスペクトル変化が観測された。これは、錯形成により骨格に歪みは生じたためと考えている。 4)アミノ酸輸送…U字型の輸送装置で、水相にフェニルアラニン等を入れ、クロロホルム相を輸送膜として10時間後のアミノ酸の輸送率を測定した。触媒として使用したキラルなストラプト型化合物は、キラルなピンセット型化合物と比較して、剛直な構造を取っているため、不斉部分が大きく関与し、D体とL体で輸送率に大きな差が出たと考えられる。
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