研究課題/領域番号 |
14550045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 有明工業高等専門学校 |
研究代表者 |
内海 通弘 有明工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (10213430)
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研究分担者 |
VASA N.J. (VASA N. J.) 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 助教授 (40294904)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | CWレーザ / 擬似ランダム変調 / 地球温暖化分子 / レーザレーダ / ライダー / 差分吸収ライダー / 二酸化炭素 / 水蒸気 |
研究概要 |
本研究の目的は、CWランダム変調差分吸収ライダーによる地球温暖化分子の検知可能性について理論的・実験的に検討を行い、主に赤外域でのCWランダム変調ライダーを確立することである。HITRAN分子スペクトルデータベースを利用して、理論シミュレーションにより、地球温暖化分子の検知下限を計算し実現可能性を検討した。次に、エアロゾル、水蒸気の検知に的を絞った開発を行うため、コンパクトで可搬な測定可能なシステムを開発した。主な成果は下記の通り。 (1)シミュレーションにより、RM-CWライダーは、エアロゾル、水蒸気などの分子に対して有効であることがわかった。 (2)本来、ライダーは夜間計測を行うことが主流であるが、昼間でも測定可能になれば、微量成分の24時間連続計測ができるなどメリットが大きい。そこで、昼間での計測可能性について理論的な検討を行った。 (3)CWレーザの変調方法について、備品費でAOMを購入して、変調実験をおこない、性能を評価した。 (4)水蒸気の吸収線への同調実験を行った。 (5)ランダム変調のための信号生成実験をデータジェネレータを用いて行った。 (6)送受信系を含むRM-CWライダーシステムが完成した。 今後は、実際の大気でのフィールド実験を繰り返す必要があると考えられる
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