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引張試験における材料破断(材料分離)の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14550089
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関大同工業大学

研究代表者

小森 和武  大同工業大学, 工学部, 助教授 (10178379)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード塑性力学 / 塑性加工 / 延性破壊 / 有限要素法 / 引張試験
研究概要

研究代表者は,有限要素法(FEM)を用いた新たな計算機プログラムを開発した.すなわち,材料が破壊した時に一つの節点を二つの節点に分離することができる計算機プログラムを開発した.この計算機プログラムを用いれば,材料破壊後の亀裂の進展挙動を解析できる.本研究では,研究代表者が開発した計算機プログラムを用いて,代表的な材料試験の一つである引張試験における材料破断(材料分離)の解析を行った.まず,Gursonによって提案された降伏関数及び研究者が新たに提案したボイド体積率の変化を表す発展方程式が用いられた.ここで,提案した発展方程式においては材料の無次元化静水圧応力がある値以上の時にボイドが発生すると仮定された.さらに,研究者が新たに提案した微視的モデルに基づく延性破壊条件を用いて材料破壊を判定した.ここで,Thomasonは内部くびれモデルを提案しているが,Thomasonのモデルを主ひずみ方向が変化する塑性加工過程の解析に用いることはできない.そこで,研究者は主ひずみ方向が変化する塑性加工過程の解析に用いることができる,改良されたThomasonのモデルを提案した.最後に銅を用いた引張試験が行われて,実験結果が解析結果と比較された.そして,解析結果が実験結果と一致するように発展方程式の中のパラメータの値を決定した.これより,引張試験により材料の破壊を評価することが可能になった.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method"Journal of Materials Processing Technology. 125-126. 608-612 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method : Effect of Fracture Criterion"Proceedings of NUMISHEET 2002. 1. 567-572 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method"Journal of Materials Processing Technology. 125-126. 608-612 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method : Effect of Fracture Criterion"Proceedings of NUMISHEET 2002. 1. 567-572 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小森和武: "節点分離法による引張試験のシミュレーションのためのボイドモデルの提案と利用"第54回塑性加工連合講演会講演論文集. 415-416 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method"Journal of Materials Processing Technology. 125・126. 608-612 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Kazutake Komori: "Simulation of Tensile Test by Node Separation Method : Effect of Fracture Criterion"Proceedings of NUMISHEET 2002. 1. 567-572 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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