研究課題/領域番号 |
14550091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
黒崎 茂 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (70042710)
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研究分担者 |
高尾 寛 (株)共和電業, 特機部, 部長
吉村 靖夫 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (20042682)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 実験応力解析 / ひずみ測定 / ひずみゲージ / 圧電高分子 / ポリフッカビニリデン / 圧電性 / 非破壊検査 / 応力集中 |
研究概要 |
圧電高分子フィルム(ポリフッカビニリデン、略称PVDF)は、力を加え変形させると大きな出力電圧を発生する。この性質を圧電性と呼び、ポリフッカビニリデン(PVDF)フィルムは、圧電性の性質をもっている。本研究は、この圧電性を利用してひずみ測定が可能かどうか実験的に調べた。すなわち圧電高分子フィルムを一定の大きさに切りたし、ひずみゲージのような使い方が可能か、以下に示すようにゲージを試作し実験的に調べた。平成15年度の研究は、下記の研究を実施した。 1.圧電高分子フィルムを前年よりも小さく(3×3mm)して、ひずみ分布の精度を詳細に測定できるかどうか、試みた。その結果、前年度(5×5mm)よりも精度的に良好の結果が得られた。このことから、フィルムを小さくすることにより、精度のよいひずみ分布測定が可能であることが立証された。(日本非破壊検査協会・応力ひずみ強度評価シンポジウム発表2004年) 2.圧電高分子フィルムは、フィルムの製作過程で圧延をする。その圧延方向により出力電圧が異なる。ひずみ解析をする場合、2方向の電圧を測定する必要がある。そのためフィルムを重ね合わせゲージを試作した。昨年度よりも小さな重ね合わせ試作ゲーシ(5×5mm)を使い実験を行った。精度のよいひずみ分布の実験結果が得られた。(日本非破壊検査協会・2003年秋季大会発表) 3.圧電フィルムの片面のみに電極が蒸着されているフィルムを使い、広い面積(10×5mm)と小さい面積(5×5mm)のゲージについてひずみ分布測定精度の比較実験を行った。小さい面積のフィルムが精度のよいことが、比較実験から検証された。(日本機械学会・2003年材料力学部門講演会発表)
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