研究課題/領域番号 |
14550137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
宮越 勝美 北見工業大学, 工学部, 助手 (00142795)
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研究分担者 |
羽二生 博之 北見工業大学, 工学部, 教授 (70172955)
鈴木 聡一郎 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30250541)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 吹払い噴流 / ビリ砂利 / 凍結路面 / スリップ防止 / 噴流速度 / 吹払い距離 / 回収システム / 跳躍運動 |
研究概要 |
スリップ防止のため冬期間路面上に散布されたビリ砂利を回収する排気循環型ビリ砂利回収機開発のため、吹払い用噴流ノズルの最適な設置条件において粉塵飛散防止用カバーの天井高さや幅がビリ砂利の吹払い距離に与える影響を明らかにした。さらに、吹払い噴流によるビリ砂利の運動状態や試作した路面非接触型のビリ砂利吸引ノズルによって路面と吸引ノズルとの間隙を遮蔽するシールド噴流の効果を調べ、以下の結果を得た。 1.乾燥したビリ砂利の吹払い領域は、路面から1.5mm上方における10m/s以上の噴流速度領域にほぼ一致することがわかった。したがって、路面上の噴流速度分布の測定からビリ砂利の吹払い領域の推定が可能であると考えられる。 2.粉塵飛散防止用カバーを想定した天板の設置高さは、125〜200mmの範囲では吹払い距離への影響は小さいことがわかった。一方、吹払い噴流の中心から50〜175mmの範囲に主流と平行に片側側壁を設置した場合には、ビリ砂利の推定吹払い距離は側壁の無い場合より増加することがわかった。 3.吹払い噴流によるビリ砂利の移動は、路面上の転動と跳躍によるものであることがわかった。したがって、ビリ砂利の吸引効率を上げるためには、跳躍運動するビリ砂利を吸引口に導くガイドの取付けが重要である。 4.路面非接触型吸引ノズルと路面との間隙が4mm以下の場合、シールド噴流を用いることによってビリ砂利の非捕捉率を3%以下に抑制できることがわかった。
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