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ディーゼル機関から排出される微粒子の連続燃焼除去装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14550173
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 熱工学
研究機関群馬大学

研究代表者

新井 雅隆  群馬大学, 工学部, 教授 (80112176)

研究分担者 斉藤 正浩  群馬大学, 工学部, 助手 (50170527)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードすす / DPF / 電界 / 火花放電 / PM / ブリッジ状すす / すす再燃焼 / すす捕集 / ディーゼル機関
研究概要

ディーゼル機関から排出される粒子状物質(すす)を除去するために,すすの捕集と燃焼を繰り返すことで連続処理を可能とした電界式すす除去装置(E-DPF)を新たに開発した.この装置の特徴として,E-DPF内に電極を兼ねたステンレス製の多孔板が層状に配置されており,交流電界(0〜260V)あるいは直流電界(0〜350V)を電極間に印加した.E-DPF装置の基本的性能を調べるために,ディーゼル排ガスの模擬ガスとしてアセチレン火炎から発生するすすを用いて実験を行った.その結果,すすは電極を兼ねた多孔板を通過する際に,電界の作用により帯電し,分極したすす粒子が多孔板に付着して電界方向に粒子のブリッジを形成することがわかった.そのブリッジ状すすの捕集量と電極間の電流には相関があり,印加電圧が低い領域では比例関係となるが,印加電圧を高めてブリッジ状すすが再燃焼する領域では,多孔板間のブリッジが局所的に切断されて電流値の増大が抑えられる.ブリッジ状すすの生長速度は電界強度が比較的低い約50kV/mで最大となるが,すすが再燃焼するには至らなかった.また,電界強度が100kV/m以上になるとブリッジ状すすが火花放電あるいは直接通電によるジュール熱ですすの再燃焼が生じ,本実験範囲では150kV/m付近において,すすの再燃焼効率が約30%で最も高くなることがわかった.さらに,電界強度が200kV/m以上では,ブリッジ状のすすの成長が強度の火花放電によって抑制され,これがすすの捕集効率を下げることにつながり,結果として再燃焼効率は低下した.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 杭 正安: "直接通電によるすすの再燃焼"自動車技術会論文集. 34. 39-44 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Zheng an Hang, Masahiro Saito, Masataka Arai: "Soot Trapping and Re-burning by Means of an Electric Field"Journal of Society of Automotive Engineers of Japan. 34. 39-44 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杭王安: "直接通電によるすすの再燃焼"自動車技術会論文集. 34. 39-44 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 杭正安: "直接通電によるすすの再燃焼"自動車技術会論文集. 34・2(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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