研究課題
基盤研究(C)
平成14年度〜平成16年度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))「多次元・可変・非整数遅延ディジタルフィルタによる高精度画像補間」(課題番号:14550379)で高精度画像補間のための可変非整数遅延(Variable Fractional-Delay : VFD)ディジタルフィルタの最適設計と低コスト実現、およびその画像解像度変換への応用に関する研究を行ってきた。画像補間例を用いて可変VFDフィルタの有効性を実証した。2次元のような多次元VFDフィルタの基礎として、まず1次元VFDフィルタの最適設計と低コスト実現アルゴリズムの開発が重要である。1次元VFDフィルタの設計と実現がうまく行けば、2次元VFDフィルタは異なる遅延素子(遅延方向)をもつ2つの1次元VFDフィルタの縦続接続によって構成できるため、本研究の前段階としては、1次元VFDフィルタの開発に重点を置き、研究を進めてきた。本研究の後段階としては、1次元VFDフィルタの設計と実現アルゴリズムを2次元の場合に拡張し、画像補間を行い、高解像度変換を行った。本研究の成果は以下に列挙する。(1)振幅と非整数遅延が同時可変なVFDフィルタの設計と実現(2)特異値分解に基づく可変VFDフィルタの設計と実現(3)ベクトルー配列分解に基づく可変VFDフィルタの設計と実現(4)係数対称性を用いた可変VFDフィルタの設計(5)Lagrange型1次元可変VFDフィルタの導出と特性解明(6)2次元Lagrange型可変VFDフィルタの設計と画像補間への応用2次元Lagrange型可変VFDフィルタを画像補間に応用し、多数の画像補間例を用いて、2次元可変VFDフィルタによる画像補間は従来の画像補間法より精度が高く、補間時間が短いことを実証した。
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