• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非定常流速分布計測のための電磁誘導型プロセストモグラフィに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14550426
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計測工学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

本多 敏  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90092329)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード流体計測 / トモグラフィ / 逆問題 / 信号処理 / 正則化 / 電磁流量計 / プロセストモグラフィ / プロセス計測 / 逆問題解析
研究概要

工業用計器として広く用いられている電磁流量計は種々の流速分布に対して可能な限り平均流量に比例した誘導信号が得られるように磁界が設計されている.しかし任意の流速分布に対応した理想的な磁界は存在せず,流速分布による影響を受け誤差を生じてしまう.逆に磁界を変動させることによって得られた信号から流速分布が推定できることが報告されている.
本研究では先行の2次元流速トモグラフィシステムの2次元的な解析原理を発展させた3次元解析を提案し,3次元的な流速分布の再構成を目指し,複雑な流速分布を持つ流れに対しても計測が可能な流量計の実現可能性を検討する.3次元システムとしては,8個のコイルと8個の電極の組み合わせを3次元的に2組配置した電磁流量計を想定した.数値シミュレーションのために管内に仮想的な層流旋回流を想定し,流速分布の再構成を試みた.再構成手法として,正則化最小二乗法を用いた.管軸方向の流速分布においては,2次元解析で有効であった拘束条件を付加した正則化を用いた.2次流れに対しての正則化として,管壁での滑りなし,連続方程式による制約が有効であることが分かった.また正則化パラメータが二つ存在する際のパラメータ決定法について,一般的に用いられているLカーブの手法を発展させた方法を提案した.このパラメータ決定法によって,より適した二つのパラメータの組み合わせを決定することができた.数値シミュレーションにより,管内に想定した流速分布の再構成が実現され,3次元流速トモグラフィシステムの実現可能性を示すことができた.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi