研究課題/領域番号 |
14550432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 鳥取環境大学 |
研究代表者 |
實森 彰郎 鳥取環境大学, 環境情報学部, 教授 (20341068)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 非破壊検査 / 超音波 / Lamb波 / 板波 / 電子走査 / アレイ型トランデューサ / アレイ型トランスデューサ |
研究概要 |
多数の微小な振動素子を並べたアレイ型トランスデューサを用い、所望のモードのLamb波を発生および検出する方式を提案した。すなわち、各素子を駆動する時間間隔をラム波の位相速度の逆数に合わせることで、特定のモートのLamb波を選択的に発生できる。また、各素子で受信した信号を検出しようとするLamb波の位相速度に合わせて時間的に遅延させ、それらを合成することで、Lamb波を選択的に検出することができる。この方法を実現するために、装置を開発した。この装置を用いた実験により、任意のモードのLamb波が発生検出できることが分かった。 いろいろなモードのLamb波を用いて、一つの欠陥から得たエコー信号を、視覚的に分かり易くするために、新しい表示法を提案した。すなわち、x軸に位相速度の逆数(各素子の駆動時間差に関係)を、y軸に群速度の逆数(伝搬時間に関係)を対応させ、そのxy平面上にエコーの強さを色で表した。 これらを用いて、いろいろなモードのLamb波を用いて高性能な検査伝を確立する目的で、模擬欠陥を設けた試験片に対して実験を行った。欠陥の種類によってエコーの状況が異なる兆候を見いだした。 今後、装置を改良し、多くの欠陥に対する実験を重ね、欠陥の特性がより詳細に分かる検査法の確立をめざす。
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