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鉱物質微粉末によるセメント水和物架橋接続効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14550462
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

山本 泰彦  筑波大学, 機能工学系, 教授 (40061220)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード鉱物質微粉末 / セメント水和物 / 架橋接続効果 / 強度発現 / 水セメント比 / モルタル / フライアッシュ
研究概要

本研究で得られた主な知見は,以下のようである.
1.活性を有しない鉱物質微粉末であっても,セメント水和物を架橋接続し,セメント硬化体の強度増加に寄与する.この場合に,水和物間の架橋接続を効果的に実現させること(狭義の架橋接続効果)による圧縮強度の増加量は,セメントペースト中のセメント量(W/C比),材齢によっても相違するが,一般には0〜5N/mm^2程度である.
2.セメント量の一定割合をこれと同体積の活性を有しない鉱物質微粉末で置換した場合,基準モルタルの強度に対する鉱物質微粉末混入モルタルの圧縮強度比は,モルタルの水粉体体積比が大きい場合ほど小さくなるが,材齢,温度および微粉末の比表面積が相違してもほぼ同じ値となる.
3.セメントの一部をこれと同体積の活性を有しないけい砂粉末で置換したモルタルを基準モルタルとする手法を適用すれば,各種コンクリート用混和材がモルタルの強度発現に寄与する効果や活性度を正しく評価することができる.
4.活性を有する鉱物微粉末は,水セメント比が0.40程度より大きい範囲において,その結合能力を効果的に発揮する.
5.フライアッシュの活性(ポゾラン反応性)は,温度依存性がきわめて高く,10℃以下の温度条件下ではI種のフライアッシュでも材齢91日の強度増加にもほとんど寄与しない.これに対し,常圧の高温条件下であれば,品質が劣るIII種およびIV種のフライアッシュでも,良好な強度増進効果を発揮する.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 斉藤伸明, 山本泰彦: "各種フライアッシュの活性に関する研究"コンクリート工学年次論文集. Vol.24. 159-164 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 遠藤崇司, 山本泰彦: "モルタルの強度発現に及ぼす鉱物質微粉末の影響に関する研究"土木学会第58回年次学術講演会講演概要集. V. 325-326 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] N.Saito, Y.Yamamoto: "Study on the reactivity of various classes of fly ash"Proc.of JCI. Vol.24. 159-164 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Endo, Y.Yamamoto: "Study on the effects of mineral fines on the strength development of mortar"Proc.of 57^<th> JSCE Annual Meeting. Vol.V. 325-326 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 斉藤伸明, 山本泰彦: "各種フライアッシュの活性に関する研究"コンクリート工学年次論文集. Vol.24・No.1. 159-164 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 遠藤崇司, 山本泰彦: "モルタルの強度発現に及ぼす鉱物質微粉末の影響に関する研究"土木学会第58回年次学術講演会講演概要集. V. 325-326 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 斉藤伸明, 山本泰彦: "各種フライアツシュの活性に関する研究"コンクリート工学年次論文集. Vol.24・No.1. 159-164 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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