研究課題/領域番号 |
14550498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
福江 正治 東海大学, 海洋学部, 教授 (40119699)
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研究分担者 |
北 勝利 東海大学, 海洋学部, 助教授 (60234225)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 土 / 電導コーン / 比抵抗 / 動態観測 / モニタリング / 重金属 / 原位置調査 / 土壌汚染 / 地盤汚染 / 電動コーン / 地下水 / 地すべり / クラック / トリクロロエチレン / 分散係数 |
研究概要 |
地盤調査の中に電気検層や電気探査法がある。これらは、地盤の平均的な電気特性からその大まかな特性を調べる方法である。本研究では、地盤のより詳細な特性を電気的性質から調べるために、電導コーンを製作し、それによって、つぎのことを可能にするため手法を検討した。 1)地盤の変形や破壊の予測(地すべり、土留め、掘削)、および 2)地盤の汚染域(重金属、有機溶媒等)の把握およびモニタリング方法的にはつぎ項目についてそれぞれ実験的または理論的研究を行った。 a)盛土堤体に載荷して、破壊にいたるまでの比抵抗変化の解析 b)重金属溶液浸透中の比抵抗変化の測定 c)トリクロロエチレン(TCE)浸透中の比抵抗変化の測定 d)3本の電導コーンを用いた原位置における効率的な流行流速および汚染物質の移動モニタリングの測定法 その結果、 盛土が破壊する前兆現象を比抵抗によって捉えることができた。また、重金属が地盤中に浸透すると、比抵抗が下がり、その状況は重金属1ppmのオーダーまで捉えることが可能であることがわかった。また、重金属イオンが土粒子に吸着され、その浸透が妨げられる場合には、その現象が反映される結果が得られた。TCE溶液の浸透では比抵抗が増大し、これについても1ppmのオーダーの濃度が比抵抗の変化で捉えられた。これらの結果から、8本の電導コーンを用いた原位置測定が可能となることから、そのための方法および解析方法について検討した。
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