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人工流水による植物プランクトンの増殖抑制と水質浄化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14550544
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 土木環境システム
研究機関岡山大学

研究代表者

河原 長美  岡山大学, 保健環境センター, 教授 (90093228)

研究分担者 小野 芳朗  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50152541)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード流水 / 植物プランクトン / 増殖抑制 / 水質浄化 / 鉛直混合 / 室内実験 / 現地観測 / 光量子量 / 藻類増殖 / 変動周期 / 光合成 / 流動 / 人工流水 / 砂礫の影響
研究概要

流動が藻類の増殖を抑制するメカニズムと流水による水質浄化に関して検討を行い、以下のような結論が得られた。
流速0〜30cm/sの範囲内で円形水槽を用いて実験を行い、流速があると藻類増殖が抑制されるという結果を得た。ただし、実験で明らかになった流れの増殖抑制効果は、それほど大きいものではなかった。
次いで、流速を10cm/sに設定し、水槽の底部に粒径の異なる砂礫を敷き詰めてその上を流すと、浮遊している水中のクロロフィル-aは2日程度で砂礫に捕捉されたが、砂礫に捕捉された藻類をさらに除去する機構が働かないと、再度藻類濃度は増加する結果となった。
透過光量子量に対する水深、水質の影響は大きく、50cm程度の水深における光量子量は、水面における値から数割も減少する。なお、透過光量子量に対する水面波の影響は小さく、ほとんど無視しうる程度であった。
さらに、1.2〜7.6秒の変動周期の光量子のもとで藻類培養を行うと、変動周期が長いほど藻類増殖が抑制されるという結果が得られた。
本研究により、流動が藻類増殖を抑制するメカニズムの一つが鉛直混合にともなう利用可能光量の減少にあることが明らかになった。得られた結果の範囲内で藻類の増殖を抑制する方法を提示すれば、鉛直混合が生じる程度の流動が必要で、水深も50cm程度は必要である。河床が砂礫等であれば藻類が補足されるが、補足された藻類を除去する仕組みがないと効果は持続しない。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Observations and Numerical Simulations of Water Quality Distributions in Reservoirs (in print)2005

    • 著者名/発表者名
      Osami KAWARA, Ryuta YOSHIDA, Yohei KAWAI
    • 雑誌名

      Journal of Te Faulty of Environmental Science and Technology 10

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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