研究課題/領域番号 |
14550628
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
児玉 善郎 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (80243327)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 高齢者住宅 / 生活支援 / 生活援助員 / 虚弱高齢者 / 一人暮らし高齢者 / 住生活支援 / 高齢者向け優良賃貸住宅 / 居住不安 / 生活支援サービス / 日常生活支援 / 復興公営住宅 / 自立生活支援 / 安否確認 / 緊急時対応 |
研究概要 |
本研究の成果としで、以下の3点をあげることができる。 1. シルバーハウジングにおけるLSAの果たす役割と課題 LSAがシルバーハウジング居住者に対して、日常的に提供しているサービスや安否確認の内容を詳細に調査した結果、LSAの果たしている役割と課題について以下の点が明らかになった。 (1)24時間常駐しているLSAは、虚弱化がヽ進行する高齢者に対し、緊急時の対応、安否確認という本来のLSAの業務だけでなく、買い物や外出の支援、住戸内設備使用に関わる支援、話し相手となることによる孤独化への対応など、高齢者の生活にとって重要な役割を担っていることが明らかになった。 (2)シルバーハウジングが一般住戸と併設されている場合には、一般住戸の居住者の高齢化が進行することによって、LSAは一般住戸居住者にも対応していることがわかった。しかし、現状の配置基準では、ISAの日常業務における負担は重く、オーバーワークにつながっているため、LSAの配置、役割を、居住者の実態に合わせて見直す必要があることを示した。 2.高齢者向け優良賃貸住宅における高齢者の生活支援上の課題 民間による高齢者向けの賃貸住宅の供給が進められているが、居住者に対する生活支援は十分にに行われていない現状にある。とくに、高齢者の孤独化を防ぐための、居住者同士の交流や居住者と地域佳民の交流を行うための共用空間が十分に活用されていない現状にあることがわかった。共用空間の位置や使いやすさに配慮した計画にするとともに、交流を促進するための人的支援が必要であることを示した。 3.在宅高齢者の生活支援としての住宅改修の課題 シルバーハウジング、高齢者住宅の供給が進まない中、高齢者が自宅で住み続けるために、住宅改修が必要とされている。しかし、住宅改修支援にあたる専門職の資質や体制に問題がある為、効果的な住宅改修が行われていない現状にあることを示した。
|