研究課題/領域番号 |
14550685
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
|
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
松原 浩 長岡技術科学大学, 分析計測センター, 助教授 (00202325)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | 無電解めっき / ナノサイズ微粒子 / 複合めっき / ナノダイヤモンド / クラスターダイヤモンド / 初期析出 / 微細構造 |
研究概要 |
1.ナノサイズ微粒子の共析量に影響を与える因子の探索 (1)めっき析出時の条件の影響 溶液の濃度等種々の無電解析出条件を変化させ、ナノサイズ微粒子の膜中への共析量が異なる条件を探したとこる、溶液濃度が希薄であるほど、pHおよび温度は低い方が、それぞれ粒子の共析量は増加する傾向が確認された。 (2)粒子の性質の影響 粒径が大きいほど共析量が多くなる上とが見いだされた。粒子表面にヨウ化物イオンを吸着させると粒子の共析量は増加する傾向が確認された。 2.ナノサイズ微粒子の複合化機構の考察 (1)粒子とイオンとの相互作用 クエン酸を錯形成剤に用いることによって良好な膜質で多量に共析が可能な条件が見いだされた。錯形成剤が粒子とイオンとの相互作用を増加させ、共析量を増加させたことを初めて明らかにした。 (2)膜と粒子との相互作用 粒子表面を疎水的にした場合に膜と粒子との相互作用が増加し、共析量を増加させる効果をもつことが見いだされ、この因子も複合化機構として有効であることがわかった。 3.構造因子と機能発現の相関の予備的調査 微粒子共析状態に関しては透過型電子顕微鏡により確認できるような粒子の凝集は認められなかった。また一次粒子の直接観察は困難であることがわかった。
|