研究課題/領域番号 |
14560087
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
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研究機関 | 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 |
研究代表者 |
中山 真義 農業, 生物系特定産業技術研究機構・花き研究所生理遺伝部品質生理研究室, 室長 (40237475)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 高活性型ジベレリン / ジベレリン生合成 / GA_3 / GA_7 / 11β位水酸化 / ジベレリン / GA_<120> / 生合成 / 代謝 / オーニソガラム / モモ |
研究概要 |
重水素化GA_<95>のモモ未熟種子における代謝物として重水素化GA_3を同定した。GA_<95>とGA_3はともにモモ未熟種子の内生ジベレリンとして同定されていることから、GA_<95>はGA_3の生合成前駆体であることが明らかになった。重水素化GA_<120>のオーニソガラムの蕾における代謝物として重水素化GA_7を同定した。GA_<120>とGA_7はともにオーニソガラムの花序の内生ジベレリンとして同定されていることから、GA_<120>はGA_7の生合成前駆体であることが明らかになった。高活性型ジベレリンであるGA_3とGA_7の生合成経路として、1,2位の二重結合の導入後に3β位の水酸基が導入される経路がモモとオーニソガラムで機能していることを明らかにした。この経路はこれまで高等植物で機能していると考えられている生合成経路とは異なるものである。今回の研究ではジベレリンに1,2位の二重結合が導入される生合成段階を確定することは出来なかった。 ビワの未熟種子から既知ジベレリンであるGA_9、GA_<15>、GA_<20>、GA_<24>、GA_<35>、GA_<44>、GA_<50>、GA_<61>、GA_<80>、GA_<84>とともに新規ジベレリンである11β-hydroxy GA_<12>、11β-hydroxy GA_<15>、11β-hydroxy GA_<53>、および11β-hydroxy GA_<20>を内生ジベレリンとして同定した。これらの新規のジベレリンをそれぞれGA_<133>、GA_<134>、GA_<135>、GA_<136>と命名した。ビワの未熟種子においてはジベレリンの11β位水酸化酵素が機能している。
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