研究課題/領域番号 |
14560156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
酒井 正博 宮崎大学, 農学部, 助教授 (20178536)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | DNA / CpG-ODN / コイ / 免疫 / サイトカイン / CpG / 免疫賦活 / リゾチーム / 白血球 |
研究概要 |
非メチル化・CpGジヌクレオチド(ODN)を含んでいるDNA分子は、哺乳類においてすぐれた免疫賦活作用があることが近年報告されている。しかし、これらのDNAのモチーフが魚類の免疫系に及ぼす作用についてはほとんど研究されていない。そこで本研究では、コイを用いてDNAのCpGモチーフの免疫賦活作用について検討した。 CpGモチーフ含んだDNAは、腎臓の白血球の活性を有意に増強することが確認された。このCpGモチーフ含んだDNAを注射したコイの腎臓の白血球の貪食能は、コントロール魚に比べて有意な増加が確認された。さらに白血球のNBT活性も有意に増加した。また、血清中のリゾチーム活性もCpG-ODNsを津射した魚において増加が認められた。ODN BはODN Aよりも高い免疫賦活作用を示した。さらに、DNAのCpGモチーフは、インターロイキン1β、腫瘍壊死因子(TNF)の炎症性サイトカインの発現を増強した。これらの結果よりDNAのCpGモチーフはコイの非特異的免疫応答を増強する作用があることが示された。
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