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魚類の血漿リポタンパク質プラスマローゲンの動態と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14560168
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水産化学
研究機関東北大学

研究代表者

山口 敏康  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (90167700)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードプラスマローゲン / リポタンパク質 / 高度不飽和脂肪酸 / リン脂質 / コレステロール / 血漿リポタンパク質 / 脂質代謝 / ニジマス / コイ / アユ
研究概要

魚類を用い、絶食・強制運動・酸素濃度などエネルギー摂取・消費に関し、異なる条件のもとリポ蛋白脂質の動態について検討した。飼育条件下の血液性状はグルコース量、トリグリセリド量、コレステロールエステル量、遊離コレステロール量、リン脂質量およびケトン体量を酵素法により検討した。リン脂質に関してはその構成脂肪酸組成、プラスマローゲンの組成分析はアルデヒドの組成分析をおこない、トリグリセリドに関してはその構成脂肪酸組成を分析した。リポタンパク質の分離には密度勾配超遠心分画法による分画を行うと同時に、アガロースゲル電気泳動法により分離を行った。トリグリセリドリッチリポタンパク質、低密度リポ蛋白資、高密度リポタンパク質に分画した。その結果分析した魚類では哺乳類などに比較すると多量のリン脂質がリポタンパク質中に認められた。血漿リポタンパク質中のリン脂質は主としてホスファチジルコリンとスフィンゴミエリンであることを高速液体クロマトグラフィーで明らかにした。このリン脂質組成は他の組織や血球成分のそれとは大きく異なっていた。しかし、飼育条件の変化によるプラスマローゲン組成および含量の変化は明確には認められなかった。放射性標識脂肪酸より高級アルコールを調製し、アルケニルエーテル脂質の代謝研究に用い、肝臓でのプラスマローゲンを含むエーテル型リン脂質の生合成が示された。放射性高度不飽和脂肪酸を用い脂肪酸構造による代謝の特徴を把握するとともにエーテル脂質との関連を検討した。放射性標識リン脂質からリポソームを調製し、リポタンパク質問のリン脂質の移動を検討した。また、リポタンパク質の脂質の代謝に関与するLCATやCETPの活性を測定した。その結果、血漿プラスマローゲンリン脂質は肝臓からのTGリッチリポタンパク質の放出、抹消組織からHDLへのリン脂質の取り込みによることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 2002 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 魚類血漿リポタンパク質の代謝2004

    • 著者名/発表者名
      山口敏康
    • 雑誌名

      日本水産学会誌 70(5)

      ページ: 766-767

    • NAID

      110003161461

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Metabolism of plasma lipoprotein in fishes2004

    • 著者名/発表者名
      Toshiyasu YAMAGUCHI
    • 雑誌名

      NIPPON SUISAN GAKKAISHI 70(5)

      ページ: 766-767

    • NAID

      110003161461

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Plasmalogen of fish lipoprotein2002

    • 著者名/発表者名
      Toshiyasu YAMAGUCHI, Shigeo YAGI, Toshiki NAKANO, Masaaki TAKEUCHI, MINORU SATO
    • 雑誌名

      Fisheries Science 68(S1)

      ページ: 1202-1205

    • NAID

      130003903764

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Yamaguchi, T.Nakano, M.Takeuchi, M.Sato: "Plasmalogen of fish lipoprotein"Fisheries Science. 68.s. 1202-1205 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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