研究課題/領域番号 |
14570070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
有田 秀穂 東邦大学, 医学部, 教授 (20075576)
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研究分担者 |
関 由成 東邦大学, 医学部, 助手 (10366479)
麓 正樹 東邦大学, 医学部, 助手 (40339180)
鈴木 郁子 東邦大学, 医学部, 講師 (50297678)
中谷 康司 東邦大学, 医学部, 助手 (80366492)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 覚醒 / あくび / 室傍核 / オレキシン / ヒスタミン / CRH神経 / 覚醒系 / CRH / オキシトシン / ノルアドレナリン神経 |
研究概要 |
我々はラットの室傍核をさまざまな薬物で刺激することによって、覚醒/あくび反応を誘発した。 1 覚醒との関連で最近注目されるオレキシンを室傍核に局所投与すると、覚醒/あくび反応が誘発された。 2 室傍核を局所的に虚血状態にするために、シアンを注入すると、覚醒/あくび反応が誘発された。 3 動揺病ではあくびが頻発し、酔い止めである抗ヒスタミン薬は副作用として眠気が知られている。ヒスタミンを室傍核に投与するとやはり覚醒/はくび反応が誘発された。 4 あくびは朝の起床時によくおこる。その誘因は太陽光にあると考えられるので、高照度光を麻酔ラットの目に当てると、覚醒/あくび反応が誘発された。 5 光によって誘発される覚醒/あくび反応はH1アンタゴニストを脳室内に投与すると、抑制された。 組織学的研究では、あくびを頻回に誘発させると、室傍核の小細胞領域にc-fosの発現が増え、二重染色でそれらはCRH陽性細胞であることが示された。 以上の結果より、室傍核のCRH細胞がさまざまなストレス刺激で活性化され、それが皮質の賦活を誘発する中継核として機能していることが示された。
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