研究課題/領域番号 |
14570100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横溝 岳彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60302840)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ロイコトリエンB4 / BLT1 / BLT2 / 気管支喘息 / フォスホリパーゼ |
研究概要 |
アラキドン酸カスケードに属するロイコトリエンB4(LTB4)とその受容体(BLT1,BLT2)の免疫担当細胞における役割を解明する目的で以下の実験を行った。 1)樹状細胞におけるBLT1の機能解析:マウス樹状細胞にBLT1が発現していること、骨髄由来の樹状細胞(BMDC)がLTB4に対してBLT1を介して走化性を示すこと、BLT1欠損BMMCのIL-12産生が低下していることを見いだした。 2)BLT1欠損マウスの解析:オブアルブミン感作による気道過敏性モデル(気管支喘息モデル)では、優位な気道過敏性の減弱を認めた。この際、肺胞への好酸球の浸潤がほぼ完全に消失していることがわかり、本モデルではLTB4が好酸球の走化性因子として機能していることが明かとなった。さらに肺胞内でのIgE産生とTh2サイトカイン産生が減弱しており、BLT1がTh2型免疫反応を増強することで気管支喘息の発症に関与していることを見いだした。 3)BLT2欠損マウスの作成:前年度に作成したキメラマウスの交配により、BLT2欠損マウスの作出に成功した。現在、生体内でのBLT2の役割の解明に向けて、マウスの純系化を進めている。
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