研究課題/領域番号 |
14570283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
田邊 將夫 琉球大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30049077)
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研究分担者 |
古謝 静男 琉球大学, 医学部, 講師 (60161923)
野田 寛 琉球大学, 医学部, 教授 (10045239)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 細胞障害性T細胞 / 骨髄細胞 / X-染色体遺伝子産物 / 樹状細胞 / dual-認識 / 免疫寛容誘導 / dual抗原認識 / 樹状細胞(DC) / 自己寛容 |
研究概要 |
マウスリンパ球を用い、in vitroで誘導される細胞障害性T細胞(CTL)の特異性について検討した。応答細胞としてリンパ節細胞、刺激細胞としてアロの脾細胞を用いる一般的な系に、我々の培養系の特徴として、アクセサリー細胞として応答側マウスの骨髄細胞を添加している。今回は2つの実験系を用いた。1.刺激細胞としてアロの脾細胞を用いる(抗アロCTL誘導)。2.刺激細胞として自己脾細胞を用い、コンカナバリンA (con A)によって刺激する(ポリクロナールなCTL誘導)。ところで、刺激脾細胞中の樹状細胞(DC)は表面マーカー抗原により、2つの群、Mac-1^+ DEC-205^-細胞;MDCとMac-1^- DEC-205^+細胞;LDCとに分けられる。上記1及び2の実験系に於いて、それぞれのDC群がCTLにどの様な特異性を与えるか検討した。 1.抗アロCTL誘導に於いて、アロのMDCの刺激により誘導されるCTLは、アロの主要組織適合抗原(MHC)とアロのX-染色体連鎖遺伝子産物(XLGP)をdualに認識する。しかし、アロのLDCの刺激により誘導されるCTLは、このdualな特異性を持つCTLは誘導されず、アロのMHCのみに特異的なCTLが誘導される。 2.次に、conAによるポリクロナールなCTLの誘導に於いては、自己MDCを用いた時に誘導されるCTLは、アロ刺激と同様に、アロのMHC(ポリクロナール)及び、自己のXLGPをdualに認識する。自己LDCを用いた時は、MDCの時とは逆に、このdualな特異性を示すCTLのみが特異的に抑制(寛容)される。 この事より、MHCのみならずXLGPが、末梢でのCTLの応答の調節に大きく関与する事を示し、又、2つのDCの内、MDCが応答に、LDCは抑制(寛容)に関る事を示した。
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