| 研究課題/領域番号 |
14570312
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
衛生学
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| 研究機関 | 産業医科大学 |
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研究代表者 |
小山 倫浩 産業医科大学, 医学部, 助教授 (00309965)
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| 研究分担者 |
一瀬 豊日 産業医科大学, 医学部, 助手 (80341494)
川本 俊弘 産業医科大学, 医学部, 教授 (60177748)
松本 明子 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (10330979)
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| 研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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| 研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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| 配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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| キーワード | CytochromeP450 2A6 / CytochromeP450 2E1 / p53 / 肺癌予防 / 肺癌 / 喫煙 / 生存率 / CytochromeP450 1A1 / 遺伝子多型 |
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| 研究概要 |
【背景・目的】チトクロームp450(CYP)2A6・2E1は気管支上皮内でタバコ煙中のニトロサミンなどの化学発癌物質を代謝活性化することでDNAの障害に関与することが推定される。今回、各個人に則した肺癌予防を展開するため、喫煙による気管支上皮内CYP2E1・CYP2A6発現の個人差を明らかにした。【対象・方法】1991〜1993年の非小細胞肺癌患者78切除例(腺癌48例、扁平上皮癌30例)を対象とし、免疫組織化学染色を施行した。腫瘍近傍の気管支上皮においてCYP発現が10%以上の症例を発現群とし、腫瘍のp53発現が10%以上の症例をp53陽性群とした。喫煙量はBrinkman Index(喫煙本数×年)で示し、非喫煙者(0)、中等度喫煙者(0-1000)、高度喫煙者(>1000)に分けて検討した。【結果】非小細胞肺癌78例中の気管支上皮内のCYP2A6・CYP2E1発現頻度は53%(41/78)と22%(17/78)であり、p53の陽性率は53%(41/78)であった。扁平上皮癌の気管支上皮内CYP2A6発現頻度は60%(18/30)であり腺癌の48%(23/48)に比べ高値傾向を示した。扁平上皮癌のp53陽性率も57%(17/30)と腺癌の50%(24/48)に比べ高値傾向を示した。喫煙量とCYP2E1発現頻度の間には有意な正の相関関係を認め(p<0.05)、CYP発現陽性個数と喫煙量の間にも有意な正の相関関係を認めた(p<0.05)。I期非小細胞癌における生存曲線より、CYP2A6・2E1発現陽性群は発現陰性群に比べ予後不良傾向を認めた。【考察・結論】喀痰検査や気管支鏡検査による気管支上皮内のCYP発現を検出することで、各個人に則した肺癌発生の危険度を予想し、事実に基づいた肺癌発生予防が展開されると考えられる。
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