研究課題/領域番号 |
14570325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 三重大学 (2003) 東京大学 (2002) |
研究代表者 |
横山 和仁 三重大学, 医学部, 教授 (00158370)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 化学物質 / 非顕性障害 / 神経行動影響 / リスク評価 / リスクマネジメント / 疫学 / 神経行動障害 / 非顕性影響 / リスクマネージメント |
研究概要 |
リスク評価(Risk assessment)は「リスクを避ける、減らす、あるいはうまく対処するためのリスクの検討」(Crouch & Wilson,1987)と定義される。環境リスク評価においては、これは、一般的に「どうしても避けたいこと」(中西、1995)の発生の定量として行われ、具体的には死亡数(率)、生命損失年数、障害による損失年数などの指標で示されることになる。こうした指標はリスク評価の「end point」と呼ばれる(中西、1995)。 本研究では、環境因子による非顕性の神経行動障害のリスク評価のための方法論を確立することを目的とした。具体的には、1)環境因子による神経行動障害のリスク評価のための指標(end point)を定め、2)この指標を用いて、種々の環境因子を対象に日本人集団におけるリスク評価を行い、3)この結果にもとづき、環境因子による非顕性神経行動障害のリスクマネジメントを総合的に検討することにあった。本年度は、鉛、有機溶剤ほか各種化学物質に関する文献収集を行った。これより、アクリルアミドの現在の職業曝露の許容濃度は健康障害防止の観点から引き下げることが必要と考えられた。この結果を日本産業衛生学会許容濃度委員会に報告し、本年4月の学会総会において見直しが決定した。さらに、ヒトにおける種々の化学物質の健康影響調査を行い、データを収集した。以上をまとめ、論文投稿・学会発表を行った。
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